松山英樹が19年初戦へ アマチュア・金谷拓実は米ツアーデビュー
松山はプロ転向後ワースト発進 ワイアラエには“なにか”がある?
やはり、相性というものは存在するのか?米国ハワイ州にあるワイアラエCCで開幕した米国男子ツアー「ソニーオープンinハワイ」の初日、松山英樹は3バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの「72」(パー70)、2オーバーの111位タイと出遅れた。首位とは10打差で、111位タイは、プロ転向後日米を通じてのワースト発進となった。
現在、フェデックスカップランキングでトップに立つロバート・ストレブと、マスターズチャンピオンのアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)と同組になった予選ラウンド。スタートティでは、最後に紹介された松山が一番大きな声援を浴び、日本人ギャラリーの多いハワイでの期待の高さをうかがわせた。
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過去、3年連続で予選落ちを喫しているワイアラエだが、苦手意識は「別にない」。グリーンや風の読みにくさも「あまりない」。体の疲れや違和感も「ない」という。
それでも、アイアンで刻んだティショットを左サイドの池に入れてボギーとした2番に続き、8番は右ラフからの2打目がフライヤーしてグリーンオーバー。序盤は2ボギーが先行した。
楽々2オンに成功した9番(パー5)と、2打目を1mにつけた10番で連続バーディを取り返したが、続く11番(パー3)で痛恨のミスが出た。グリーン左ラフからのアプローチを、1度目はロブショットでグリーンに届かず、2度目は突っかかってピンを大きくショートさせてしまう。
「なんでもないショットだけど、それがミスになるということは“なにか”このコースにやられているのかなというのはある」。2パットのダブルボギーで2連続バーディをふいにして、松山も渋々コースに存在する“なにか”を認めざるを得なかった。
「良いところもたくさんあったけど、それ以上に悪いところが大きなミスになったり、なんでもないショットがミスになったりした。先週なかったものが今週たくさん出ているので、そこら辺は修正しないといけないと思いながら、18ホールが終わってしまった」
70位タイまでが予選通過となる現在のカットラインはイーブンパー。松山の力を持ってすれば巻き返すチャンスは充分にあるが、正体不明の“なにか”だけが気がかりだ。(ハワイ州ホノルル/今岡涼太)