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2013年 ISPSハンダ ゴルフワールドカップ
期間:11/21〜11/24 場所:ロイヤルメルボルンGC(オーストラリア)

五輪ゴルフの意義は? 前哨戦のワールドカップを終えて

これから夏を迎えるオーストラリアは連日、1日に四季がある空模様だった。吹き荒れる風と、にわか雨に襲われたかと思えば、すぐさま快晴に。そして、硬く締まったグリーンは、全英オープンさながらの我慢大会を選手たちに強いた。加えて、気温が上がるのを待って、どこからともなく湧いてくる大量のハエだ。顔にたかるハエを手で払う仕草を「Aussie salute=オーストラリアのしきたり」というくらいの“地元名物”。ショットの前に静寂を求められるゴルフではいっそう、選手たちの忍耐強さを試す要素となる。

2年ぶりに開催された今大会は、ダブルスで争われた2年前までとは異なり、個人戦の72ホールストロークプレーがメインとなった。出場選手は世界ランキングをもとにした、基本的に各国2人までの計60人。見据えるのは2016年。リオデジャネイロ大会で112年ぶりに正式競技に復活する五輪への、プレイベントとしての意味合いがあった。

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しかし今週、この“前哨戦”が五輪本大会をイメージさせたかと言えば、はなはだ疑問が残った。クラブハウス近くには各国の国旗がたなびき、確かにコースの難度もメジャー級に近かった。けれど、なにせストロークプレーでの争いは、目新しさに乏しかった。

最終日約16,000人のギャラリー数は、前週、同コースで行われた豪州ツアー「タリスカーマスターズ」とほぼ同等だという。個人戦に割り当てられた賞金は700万ドル(優勝120万ドル)だったが、高額賞金の1大会という枠を超えていない印象を持たせた。

それもこれも、せっかくの五輪の競技フォーマットが“いつもと同じ”だからである。

しかしながら、個人戦の“おまけ”みたいにされていた、100万ドルを争う団体戦は、それなりの潜在能力も備えているように思えた。普段ストローク戦をプレーする選手たちに、少なからず心境の変化があったからだ。

石川遼は「1人がビッグスコアを出して、もう1人が耐えられれば上位に行ける」と言い、好スコアをマークするよりも、どちらの選手も大叩きしないことの方が重要だと口にした。谷原秀人も3日目を終えた時点で「チーム戦も考えていかないといけないからね」と強調。一か八かのギャンブル性の高いプレーはできない。それがシンプルな個人戦との違いだ。

1年にメジャーが4回、世界選手権(WGC)も4回。“世界ナンバーワン”を決めるビッグトーナメントが、それこそ世界中で年に何度もあるゴルフ界。確かに五輪は、ゴルフ後進国に向けて広く普及させる力を持っているかもしれないが、トッププロが出場することを前提にするなら、彼らはすでに地位と名誉を築きあげて、他の多くの五輪競技に出場する選手たちよりもずっと高給取りだ。

「ゴルフにとって素晴らしいこと。オリンピックに参加するゴルファーにとっては、新しい経験になるだろう」とタイガー・ウッズは4年前、正式種目復帰が決まった時に言ったが、その新体験は「金メダル争い」だけだろうか。

メダルへの魅力だけを謳って、これまで五輪期間中には蚊帳の外の扱いを受けていたゴルファーの“コンプレックス”に訴えかけるだけでは、選手たちのモチベーションも収縮しかねない。選手たちが熱を上げるだけの、普段とは違う戦いの舞台を用意する必要があるのでは?

3年後、そして7年後の2020年東京五輪に投げかけられる課題だ。(オーストラリア・メルボルン/桂川洋一)

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