フィニッシュでクラブから手を放すT.ウッズ。消化不良の70となったが…

フロリダ州のベイヒルクラブ＆ロッジで開催中の米国男子ツアー「アーノルド・パーマーインビテーショナル」2日目。同大会8度目の優勝を連覇で狙うタイガー・ウッズは、「70」で回り、通算5アンダーの7位タイで決勝ラウンドに進んだ。

ベイヒルの名物ホール、6番（パー5）でイーグルを奪うなど、13番までに1イーグル、3バーディと順調に伸ばしていたウッズが、終盤に突如崩れた。

＜＜　下に続く　＞＞

雨が降り始めた夕方の上がり3ホール。16番（パー5）でフェアウェイバンカーからの第2打をグリーン手前のクリークに入れてボギーとすると、続く17番（パー3）ではティショットを大きく左へ。さらに最終18番では第1打が大きく右、セカンドをフェアウェイにレイアップせざるを得ず、結局3オン2パットとして3連続ボギーを叩いた。

ラウンド後は「実際のスコアよりは良いプレーをしていた」としたが、「（3ホールは）決して易しくはない。ここ2日は終盤にミスが続いている。修正しないといけない」。そう反省を忘れなかった。

それでもトップで並ぶビル・ハース、ジャスティン・ローズ（イングランド）を、まだはっきりと視界に捕えている。「今は4打差。一度は1打差にまで迫ったけどね。まだ36ホール残されているのが良いニュース。まだ先は長い。4打差はきっとひっくり返せる」と力強かった。（フロリダ州オーランド／桂川洋一）