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逆転優勝を飾ったベン・カーティスにインタビュー

-「ツアー初優勝がメジャートーナメント。これはジョン・デーリーなどと同じ偉業ですが、この事についてどう考えていますか?」

ベン・カーティス
「私は初優勝をメジャーで達成し、この上ない光栄だと思っています。ツアーの中には、長年挑戦し続けて、ツアー優勝も重ねている選手でもメジャーでは勝てない人が沢山いるのに、優勝も未経験の私が勝つなんて信じられませんよね。今は、私の様な選手はメジャーチャンピオンには相応しくないのでは?とも感じますが、それもその内に感じなくなるんでしょうね」

-「いつ頃からゴルフを始めたのですか、またコーチはいるのですか?」

ベン・カーティス
「父が1973、4年にゴルフコースを作りました。私は18番ホールの横で育ちましたから、ずっとゴルフができる環境にいたんです。チャンピオンシップコースの様な立派なコースではなく、パブリックコースです。

コーチはいませんが、家族からはここ2年間コーチを探せと言われ続けています。しかし、私は自分の行っている調整を信じていますし、今はコーチについてもらう必要がないと信じています」

-「最終ホールのパットですが、入れれば優勝だと感じましたか?」

ベン・カーティス
「リーダーボードを見た時、トップとは2打差で残り数ホールは難しいので、このパットを入れておけばチャンスがあると思いました。とくに17番、18番は少しでもミスをしたらすぐにボギーになりますから。それだけで2ストロークです。入れればプレーオフに残れるかも知れないとは思いましたが、まさかあれがウィニングパットになるとは思いも寄りませんでした」

-「トーマス・ビヨーンのダブルボギーはいつ知りましたか?」

ベン・カーティス
「最終ホールを上がってからですね。彼はずっと安定していましたし、中盤まで4アンダーを維持していました。何か一つショットが噛み合っていたら、彼がこのトロフィーを手にしていたでしょう。彼は素晴らしい選手です」

-「今までの人生で、ここまで大きな舞台でプレーした事はありますか?」

ベン・カーティス
「1999年全米アマチュアの決勝も今回と同じ位プレッシャーがかかりました。ゴセットと優勝を争ったんですが、あの時は負けてしまいました」

-「リンクスコースの経験はありましたか?」

ベン・カーティス
「ほとんどありません。一度、2000年だったと思いますが、ドイツでここと同じ様なスタイルのコースでプレーしたぐらいです」

-「この優勝で、将来のプランは大きく変わりますね?」

ベン・カーティス
「もちろんです。でも人間的な事が変わる事はありません。私は派手な事をするのが好きなタイプではありません。普通の人ですが、ただ幸運にもゴルフの才能に少し恵まれているだけです。これから先、数多くのチャレンジが待ち受けていると思いますが、それを楽しみにしています」

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