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今日のタイガー/4ストローク伸ばしイーブンパーの20位に浮上!最終日に6打差逆転を狙う!

全米プロ選手権3日目、タイガー・ウッズは第3組、午前8時20分にティオフした。 ティオフ時の気温は26度前後、昼には華氏100度(37.7度)を越える暑い一日となった。 風は南西から西の方角から吹いていた。今日のペアリングはスコット・マッキャロン。マッキャロンとは昔から交友があり、過去全英オープン前にアイルランドに一緒に行き、釣りを楽しんだ経験もある。

ギリギリで予選通過となり62位タイ、トップと12打差の位置からのスタートとなったタイガーは期待通りスコアを伸ばした。5バーディ、1ボギーの4アンダー「66」で通算イーブンパー(75-69-66)。 順位は20タイ位、6アンダーでトップのフィル・ミケルソンデービス・ラブIIIとは6打差で明日の最終日を迎えることになった。

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■ 1番ホール: ボギー

3メートルのパーパットはカップの左を通過しボギースタート。(通算5オーバー)

■ 5番ホール: バーディ

3.5メートルのスライスラインを決める(通算4オーバー)

■ 9番ホール: バーディ

ティショットは高い球でピン下4.5メートルにつける。これを入れて前半を1アンダーでターン。(通算3オーバー)

■ 10番ホール: バーディ

ティショットをラフに入れ、2打目をグリーン手前まで進める。ここから35ヤードのショットが見事チップイン!タイガーらしいガッツポーズを見せて、連続バーディとする。(通算2オーバー)

■ 14番ホール: バーディ

13番で2メートル半のバーディパットを外した後、14番でセカンドショットをピン横1.5メートルにつけてバーディ。(通算1オーバー)

■ 15番ホール: バーディ

軽いアゲンストの風の中、ドライバーは快心のショット。ボールは左のセミラフに止まるが、ここからスピンの効いた素晴らしいショットを放つ。96ヤード残したショットはピンそば2.5メートルにつけてバーディ。(通算イーブンパー)

■ 17番ホール: パー

軽い左からのフォロー風を感じながらドライバーショットはフェアウェイを捕らえる。昨日のビッグドライブを上回る360ヤード。グリーンフロントエッジまで274ヤード、ピンまで290ヤード残したセカンドショット、タイガーの持ったクラブは3番ウッド。 軽いフェード狙いのショットは右に曲がらず、バンカー左の大きな木を直撃した。結局3打目はグリーンに乗せる事に成功はするものの、バーディパットは入らずパー。

■ 18番ホール: パー

フィニッシングホールでもドライバーでのティショットは素晴らしいショットをみせた。 パー5の2打目、ピンまで残り188ヤード、7番アイアンで放たれたボールはピン奥12メートルにつけた。 下りのとても速いパットはカップを過ぎて 4.5メートルの位置で止まった。 返しのバーディパットはカップの右に逃げてしまい3パットのパーで今日の競技を終了した。

ピンの位置が難しく、難度の高い3日目となった中、タイガーは4アンダー「66」という好スコアで42人の選手を抜いて20タイ位まで順位を上げた。 チャンスホールとなる上がりの2連続パー5でバーディを取り逃がしてしまったのは痛かった。タイガー自身も最終18番ホールの3パットパーにはかなり不満が残ったようだ。ラウンド後、CBSのテレビインタビューも断り、コースを後にした。

最終ホールの3パットは下りのスピード感がずれてホールを5メートルもオーバーし、返しのスライスラインを右に外した。気になったのは2オンに成功してグリーンに上がるときに同伴競技者のマッキャロンと会話を交わしながら、笑顔で歩いてきたこと。プレーが終わるまでは常にバトルモードで戦うタイガーにしてはちょっと珍しいな?と感じたが、ここでの3パットは(結果論になるが)集中力が途切れたとしか思えなかった。

昨夜のインタビューでタイガーは目標として、通算アンダーパーにしておく事というのを掲げていたが、イーブンで終了。18番でバーディを取れなかったのは残り18ホールで重い1打となるような予感がしてならない(この予感は外れて欲しい)。

今週のタイガーのプレーを見ていると軽いスライスラインに問題を抱えているようだ。 左カップエッジからボール1個から2個ぐらい外を狙うラインの出球コントロールが心配だ。明日はできるだけピンの右サイドにつける事ができれば期待できる。

上位がスコアを伸ばせなかったという事で、優勝圏内に残った。リーダーとなるP.ミケルソンD.ラブIII、実力者のV.シンR.グーセンなども圏内にいて、明日は【シュートアウト】といわれる短距離決戦になる。バルタスロールは最初の7番までがとても難しい。 タイガーは6打差を追いかけるという位置なので、この7番までを最低イーブンパー、理想は1アンダーでこれればチャンス。

明日のスタート時間は午後1時20分。最終組から10組前、1時間40分前にスタートするという事で早めに「64」、通算6アンダーをスコアボードに乗せる事ができれば面白いシナリオが待っているような気がする。これまで上がり2ホールがフォローとなる南西の風が吹いているが、このコースは南東の風が吹く時もあるという。その風が吹くと横風になるホールが多く、左右のラフが気になるだろう。明日は午前中に雷雨の予報もあり、気候も勝負を左右するファクターになりそうだ。

★3日日のデータ
フェアウエーキープ率: 57.1 % 14ホール中 8回
パーオン率: 61.1% 18ホール中 11回
パーオン時の平均パット数: 1.44
パット数: 26パット
バンカーセーブ: 0% 0セーブ/1ホール
計測ホールでのドライバー距離: 326ヤード、355ヤード

解説/アンディー和田

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