全英オープン初日

出場回数38回、そして今回が最後の大会となるジャック・ニクラスの「全英オープン」。そのすべてを記憶に残そうとザ・ゴルフ・チャンネルのカメラが密着リポートを決行した。現地時間7時47分がスタート時間だった二クラスは、その1時間前にホテルを出発し、妻の運転する車でコースに到着した。

ジャック・ニクラス
「どんな大会でもプレー中はドキドキするものだよ。競技に臨むときはいつも期待と不安の気持ちが入り混じった気持ちになる。今朝はこれまでと同じように準備をしましたよ。いつも通り起きてからエクササイズをして、ウォームアップ万全でラウンドに臨みました」

バーバラ・ニクラス（ニクラス夫人）
「セント・アンドリュースは私達にとって思い出のコースですし、スコットランドの皆さんはジャックを常に温かく迎えてくれます。最後の全英オープン出場に相応しい場所ですから、これからバーディを奪ってぜひ挽回して欲しいですね」

出だしバーディと好スタートを切ったニクラスだったが、後半に3連続ボギーと後退。3オーバーは決して悪いスコアではないが、97位タイという順位は明日の挽回がなくては予選突破ラインに届かない位置だ。

ジャック・ニクラス
「現実的に見て予選突破の可能性は低いですね。悲観的にはなりたくありませんが、とにかく明日良いスコアをマークするだけです。最後に18番の橋を渡るのは金曜日ではなく、日曜日にしたいですからね」

ルーク・ドナルド
「今日はジャックと一緒に18ホールを周れて本当に光栄に思いました。どのホールでもみんな温かい拍手でジャックを迎えていました。18番グリーンで周りを見渡したとき、誰もが一生懸命彼のプレーを見ていて、こんな偉大なプレーヤーと一緒に過ごせたと思うと本当に嬉しかったです」