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2005年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 セントアンドリュース(イリノイ州)

今日のタイガー/強いタイガーが復活。その理由とは!?

全英オープン最終日

最終組は午後2時にスタート、タイガー・ウッズ(通算12アンダー)はスペインのホセ・マリア・オラサバル(-10)とのペアリング。気温は20度から22度前後。風は秒速7メートルから9メートルと強い風が南西と南の方向から吹く午後となった。

最終日のラウンドは3アンダーの「70」。バーディは4ホール(5番、9番、12番、14番)、ボギーは2ホール(10番、17番)。通算スコアは14アンダー、66-67-71-70、274ストロークで2度目の全英オープン制覇、通算10個目のメジャー獲得となった。

リンクス特有の強い、重い風が吹いた最終日の午後、タイガーはスタート時、左からの風の重さを感じながら丁寧にラウンドを始めた。難しいところに切ってあるピンに対し、無理をせずにパーを重ねた。最初のバーディは5番のパー5。ロングアイアンで2オンに成功、2パットでスコアを13アンダーに伸ばす。前日右に曲げてしまい、心配された6番では一度仕切りなおした後素晴らしいドライバーショットを放ち、ピンそばにつけるもバーディならず。距離の短いパー4の9番では1オンに成功、2パットでバーディを奪取する(-14)。

アイアンで刻んでくると思われた10番は、ドライバーで1オン狙いを試みた。キャディのスティーブ・ウイリアムスが「ナイスショット」と語っていたが、ボールは330ヤード地点、グリーン手前にある小さいバンカーに捕まってしまう。不運にもバンカーの縁に止まったボールはグリーンを狙わせてくれず、左サイドへ出すだけ。ここからホールアウトするまで3回ストロークを費やしひとつスコアを落とす(-13)。この時点でオラサバルと1組前を行くモンティとの差は2打差になっていた。距離の短い12番は右からの軽いフォローを感じながらドライバーでティショットを放った。ボールはグリーン手前の左サイドのラフという位置。ここからのアプローチは絶妙だった。サンドウェッジで少しフック回転をあてながらのピッチアンドラン。ボールはピンそばで止まり見事バーディ(-14)。

チャンスホールとなる14番パー5はドライバーでのティショット。右からの風に対し、スライスに近いフェードボールでフェアウェイ右サイドを捕らえた。セカンドショットはグリーンの奥を狙って来ると思われたが、右手前のラフに捕まりトリッキーなアプローチを残す。オラサバルとモンティがスコアを落とす中、勝負を決めたショットはこの14番の3打目。フォロー風のロブショットはここしかない地点に軟らかく落ち、ピンそばにつけた。このバーディで2位に4打差をつける15アンダーまで伸ばした。

16番はパーで切り抜けたが、17番のパー4はボギーとしてしまう。グリーン左にあるロードバンカーと右奥にある道を避けるようにショート目に打った球はグリーンをこぼれてロードバンカーの後ろで止まった。バンカー越えのピンを狙わずにピン右4メートルに寄せる事ができた3打目だが、パーパットはカップのふちを通り抜けた(-14)。最終ホールはアイアンでのティショット、60ヤード残したセカンドショットはグリーン手前の手前にこぼれたが、3打目をパターで寄せてパーとなった。最終的には2位のモンティとは5打差をつける勝利で2度目の全英オープン制覇、トロフィーとなる【クラレットジャグ】を掲げた。

チャンピオンシップサンデーはピンの位置も難しく、3日目を終わってタイガーと7打差の優勝圏内にいた21名は誰も60台のチャージをかける事ができずに競技を終了した。

スタート前の練習ではショットの感じがとてもよかったとプレー後に語っていたタイガーだったが、最終日はリスクをできるだけ追わないパーを重ねる安全ルートでゴルフを続けた。6番でピンに当たってグリーン手前にボールが戻るアクシデントや、7番、8番は短いバーディチャンスを逃しても表情に出さず、チャンスを待った。この辺りで焦らずに、無理に仕掛けないゴルフができるのは自分の調子の良さ、そして自信があったからに違いない。

勝利を決めたのはビッグショットではなく、サンドウェッジでの3つのショットだった。7番の2打目、12番のアプローチ、そして14番のアプローチ。とくに7番のセカンドは悪いライからボールだけをクリーンに拾って打った素晴らしいショットだった。タイガーもスイングコーチのハンク・ヘイニーと試みている新しいテクニックが実ったと嬉しそうに語っていた。

1ヶ月前の全米オープンの最終日は父の日だった。癌と戦っているタイガーの父親アールさんに全米オープンのタイトルを捧げることができなかったタイガーは1ヶ月遅れて、全英オープンのトロフィー、【クラレットジャグ】を獲ったと報告する事ができた。今夜はそのジャグにお酒を入れてエンジョイをしたいと語っていたが、数日後には次なる目標に向けてまた練習が始まるに違いない。常に向上するための努力と情熱は続ける。エンディングはないと語っていたタイガー。2度目のスウィング改造が結果を出してきて、我々も更なる進化に期待をしたい。

2005年シーズン、年間グランドスラムは逃しているが、最後のメジャーは4週間後となる。その前には「Buickオープン」で昨年惜敗しているV・シンへのリベンジ優勝を狙ってくるだろう。全米プロの会場はニュージャージー州のバルタスロール。1980年と1993年の全米オープンが開かれている。80年大会はジャック・ニクラス青木功の死闘で有名なコース。バックナインは17番の650ヤードのパー5を含む3836ヤード、パー70で7392ヤードととても難しいコースとなる。

タイガー・ウッズ最終日のデータ
フェアウェイキープ率:67%(16ホール中12回)
パーオン率:78%(18ホール中14回)
パット数:32パット
パーオンしたホールでの平均パット数:1.85
1パットホール:4回
2パットホール:14回
3パットホール:0回
パーオンをしなかったホールでのパーセーブ:50%(4ホール中2回)

解説/アンディー和田

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