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今日のタイガー/首位と7打差!68位タイの出遅れを喫したタイガー・ウッズ

全米オープン初日

タイガー・ウッズは午後1時25分にティオフ。同伴競技者は昨年の覇者マイケル・キャンベル(ニュージーランド)と前年度全米アマチュア選手権優勝者のエドアルド・モリナリ(イタリア)。ニューヨークの午後は気温が27度前後、北北東から吹く風は時に強く感じられた。

マスターズ以来のトーナメント出場となったタイガーは、スタートからボギー先行のゴルフとなり、前半は6個のボギーに対しバーディが1個のみで5オーバー「40」と出遅れてしまう。後半もパー5ながら平均ストロークが5.40という難しい12番でダブルボギーを叩き、一時は7オーバーまでスコアを崩しピンチに陥った。しかし、その後15番でバーディを取り返し結局初日は6オーバー「76」。68位タイでホールアウトした。唯一アンダーパーの「69」で回ったコリン・モンゴメリー(スコットランド)とは7打差で初日のプレーを終えている。明日2日目は午前7時55分、10番ホールからスタート予定。

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週明けの天気予報で伝えてられていた通り、北風が吹く中でのプレーとなった初日。上がりの難しいホール(8番、9番、16番、17番、18番)は、この風によってフォローとなり少しプレーし易くなるが、 1番から4番までのスタートホールが左からのアゲンスト風となり難度がとても高くなった。初日のホールの難度差を示すデータも、平均ストロークが1番4.692(1番難しい)、2番4.526(2番目に難しい)、3番3.474(5番目)、4番4.423(8番目)となっている。タイガーにとっても左からのアゲンスト風はもっとも嫌がる風で、ウイングドフットの罠につかまってしまったようだ。

もちろん風だけではなく、グリーンのスピード感がかなりずれていて前半はショートする機会が多かった。練習ラウンドから、通常の全米オープン設定のスピードが出ていないのでは?と疑問を持つ選手も多かったようだが、逆にグリーンが乾いてしまい速くなりすぎるのを恐れる大会関係者の意図もあったようだ。

タイガーは1番ホールでは、グリーン手前からのアプローチを4メートルショート。上りの4メートルのパーパットは少し弾んでしまう不運もあったが、ショートしてボギースタート。2番はフェアウェイからのショットがグリーン右手前のラフへ。アプローチはピンを越えて下り3.5メールを残す。とても速く見えたパットは、予想外にも途中で止まってしまい連続ボギー。3番のパー3はピン左手前にオンするものの、バーディトライをかなりショートさせてしまい3連続ボギー。5番のパー5では2オン、2パットのバーディを取りスコアを戻すが、距離の短い6番でもトラブルにはまりボギー。フォローの風となった8番、9番でもティショットでフェアウェイを捕らえることができず連続ボギー。前半は全くいいところなしで5オーバーというスコア。

後半もパッティングのタッチが少しずれていてかみ合わない。12番は3打目を右のバンカーに入れてしまいトラブル。4打目は左の深いラフへ沈み5オン2パットのダブルボギー。 タイガーは腐るしぐさを見せずに目の前の一打に集中する目をしていた。苦しいのはわかっているし、終わってしまったことはしょうがない・・・という考えであろうか? 上がりの6ホールを1アンダーでしのぎ、どうにかまだ挽回ができる位置で終了している。

初日は比較的ドライバーを多用してきたように思えた。練習場で試していたスティンガーと呼ばれる超低空飛行のパンチショットは封印してフルショットを多用。しかし、フェアウェイキープが14ホールで3ホールのみだと、さすがのタイガーでも攻めのゴルフは期待できないだろう。

タイガーはプレー後のインタビューで、グリーンのスピードへの対応について肩の動きに注意したと語っていたが、グリーンのアンジュレーションの激しさとその視覚的要素から影響する感覚をうまくアジャストするのはツアープロでも難しい。スピードか異なるとライン作りも不安が残るためメンタル面でハンデを追うことになる。明日2日目はロングパットのスピード感をチェックしてみてみよう。明日は午前の早いスタート。出足の10番ホールは珍しくパー3となるが、今日経験した1番ホールよりはいいスタートを迎えやすいはずだろう。

★ラウンド データ

・スコア: 76(40-36) 6オーバー

・バーディ: 2ホール
・パー: 9ホール
・ボギー: 6ホール
・ダブルボギー: 1ホール

・フェアウェイキープ率: 21.4% (14ホール中 3ホール)
・パーオン率: 55.5% (18ホール中 10ホール)
・合計パット数: 33パット

・1パットホール: 4ホール
・2パットホール: 13ホール
・3パットホール: 1ホール

・パーオンしたときの平均パット数: 2.00

・パー5の2オン: 2ホールのうち 1ホール(5番)

・計測ホールでのドライバーの飛距離(1番と9番)
(初日1番はアゲンストの風、9番はフォロー)
1番: 290ヤード
9番: 316ヤード

・パー3: 通算1オーバー
・パー4: 通算4オーバー
・パー5: 通算1オーバー

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