左膝の手術も無事に成功し、2005年以来となる制覇に挑むT.ウッズ（Stuart Franklin /Getty Images）

昨年大会ではトレバー・イメルマン（南アフリカ）に3ストローク及ばず2位、一昨年はザック・ジョンソンに2ストローク及ばず2位タイ。2年続けて、あと一歩のところで5度目のタイトルを逃す悔しい敗戦が続いている。最後にグリーンジャケットに袖を通したのは2005年。以降3年間、四大メジャーで優勝していないのは「マスターズ」のみと、今年にかける意気込みは並々ならぬものがあるはずだ。

昨年の「全米オープン」で見せた激戦を最後に、左膝の手術を受けて約8ヶ月間ツアーから離脱していたが、2月の「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」から戦列に復帰。妻のエリンさんが第2子を無事に出産するなど、公私ともに充実した状態で「マスターズ」制覇に向け調整を進めている。

膝への負担を減らすためにスイングを改造したタイガーだが、難攻不落のオーガスタに臨むには未知数な部分が多いことは否めない。とはいえ、世界中のゴルフファンがタイガーにかける期待は計り知れず、誰もがタイガーの復活優勝を望んでいるはず。もっとも多くの注目を浴びるゴルフの祭典「マスターズ」には、やはり絶対王者がいないと始まらない。

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