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PGA「Qスクール」開幕へ

毎年、劇的な試合展開で人間ドラマを生み出すPGA「Qスクール」。張り詰めた空気の中でプレッシャーに押しつぶされそうになりながら戦う長き6ラウンド、108ホールに及ぶ「棘の道」。その過酷さから「ゴルフ界の地獄」とまで言われる。一次予選、そして二次予選を戦い抜き最終予選にまで上り詰めて来たのは167人。うち15名はPGA優勝経験者、47人はBUY.COMツアー優勝経験者。アマチュアから上り詰めた面々にとっては辛くても「希望に満ち溢れた挑戦」だが、PGAやBUY.COMから脱落してきた面々にとっては、「復活または地獄」を問われる苦悩。6日後、を笑顔で迎えられる選手はたったの35位タイまで。いよいよ水曜日(現地時間)からフロリダ州ウェストパムビーチのベアレイクCCで「死闘」が始まる。

イアン・レガット(2001シーズンPGAフル参戦:2度のトップ10)「前向きに考えようとしています。PGA初年度に2度のトップ10入りができたのだから、Qスクールを勝ちぬく力が自分にあると信じようとしています。」

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ボブ・ハインツ(Qスクール最終予選2度目の挑戦)「自分のプレーは良くなってきているし、チャンスはあると信じているんだ。」

ジェス・デーリー(Qスクール最終予選初挑戦)「最終予選に来られたのが初めてだから、まだ怖さを知らない分気が楽だ。僕はキツイ一次、二次予選が終わっただけですでに満足しているし、失うものがないから精神的に強くなれると思うよ。」

アーロン・バデリー(1999年・2000年全豪OP優勝者)「どうしてもUSPGAツアーに参戦したくて努力し続けている。僕の夢は21歳までにPGAでフル参戦すること。今回成功すればその夢を1年早く実現できるんだ。」

<大会データ>
賞金総額113万ドル、優勝賞金5万ドル。トップ35位タイまでが2002年PGAシード権を獲得。続く50位までは2002年PGA下部組織(現BUY.COMツアー)へのシード権を獲得。50位以下の選手は「条件付」の下部組織での参戦権を与えられる。

*日本からは田中秀道、そして惜しくもBUY.COMツアーからのPGA行きを逃した今田竜二選手も参戦。PGA「Qスクール」の4日目から最終日の模様は「ザ・ゴルフ・チャンネル」で今週末に衛星生中継予定。

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