グレン・ナティックが連日の6アンダーで単独首位に立った
米国男子ツアー「フェデックス・セントジュードクラシック」2日目ハイライト
★グレン・ナティックが、初日と同じく2日間連続で65をマークしトータル12アンダーで単独首位に立った。
初日も6アンダーで首位タイと好調なスタートを切ったナティックは、この日、6バーディ、ノーボギーと完璧なラウンド。11アンダーで迎えた最終18番ホールでも8メートル強のパットを沈め、単独首位でラウンドを終えた。
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「以前は結果にこだわりすぎて、自ら崩れていた。決勝ラウンド(3日目、最終日)は、気負わず、まるで2日目をプレーしているように気楽に臨む」
カナダ出身のナティックはツアー未勝利。2000年のBCオープンでの3位タイがツアー最高記録だ。2日目を終えて単独首位に立つのは初めて。“初”尽くしで優勝をもぎとれるか期待したい。
★2位には、2日目ベストスコアとなる、63で回ったパット・ベーツが入った。1イーグル、6バーディという内容。イーグルは12番パー4で、2打目を直接入れてのものだ。ベーツは昨年、下部ツアーのBUY.COM(バイドットコム)ツアーで3勝を挙げ、バトルフィールドプロモーションという米国男子レギュラーツアーへの緊急昇格制度を経て参戦している。ティショットの正確性に定評がある選手だ。
同じく11アンダーにはジェイ・ハースとノタ・ビゲイIII。ビゲイは今季開幕戦から11試合連続予選落ちと、不振を極めていたが、先週のキヤノン・グレーターハートフォードオープンでやっと予選通過。過去73ラウンド中、最高となる65で回り、復調の兆しを見せている。コンスタントに成績を残すタイプではなく、爆発力に魅力がある選手なので、ここで一気に優勝を狙ってくるかもしれない。
★その更に1打差の10アンダーには、2日連続で66を記録したジャスティン・レナードとマット・クーチャーの2人。2人とも全米アマ優勝経験者。
★ポール・スタンコウスキにとっては辛い一日となった。3アンダーで迎えた11番パー3で8を叩いた。浮島グリーンのこのホールで、ティショットをグリーン後方の池に落とし、さらにドロップして打った3打目も池に入れてしまい、結局予選落ちとなった。