世界のトップは「右足かかとの踏ん張り」で飛ばす!
「フナイクラシック」タイガーの練習ラウンド
PGAツアー「フナイクラシック・アット・ウォルト・ディズニー」のホスト役、タイガーが練習ラウンドに現われたのは明け方。マーク・オメーラとともにラウンドしたタイガーは9時15分にはラウンドを終了していた。過去3回この大会では25アンダー、23アンダー、26アンダーとバーディラッシュ。しかしタイガーはロースコアが出すぎている状態を嫌っている。
タイガー・ウッズ
「ロースコアが出過ぎるのはもともと嫌だったんだ。きっと好きにならないだろうね。ここではショットの良さではなく、パットの良し悪しだけで決まってしまう、パッティング・コンテストみたいになっちゃってる。全米オープンの開催コースのように1打1打を計算してコントロールしながら打たなければスコアにつながらないというタイプのプレーの方が僕は楽しい。またこの大会は予選の2日間はアマチュアのプレーヤーのためにピン・ポジションが甘くなる。だからピンをデッドに狙えちゃうんだよね」
タイガーのコメントどおり、この大会での平均スコアのトップはご本人。過去28ラウンドの平均スコアは67.68となっている。またタイガーにはバイロン・ネルソンが打ち立てた113回連続予選突破という記録に並ぶ期待がかかっているこの試合。しかし記者団の期待とは裏腹にタイガーからは控えめなコメントが出た。
タイガー・ウッズ
「予選通過は決して楽じゃない。時にはあまりにスコアが酷くて試合から抜け出したい気持ちになったこともある。でもなんとか投げ出さないで、踏ん張る方法を探し出すんだ。1つの長いパットが予選落ちから救ってくれたこともあった。今年のオーガスタがそうだったね。最終18番でバーディをとっていなかったら予選通過は危なかったし、数年前のビュイックでも最終ホールでのバーディで予選を通過できたんだ。中には予選を通過できないかもと思った試合もあったけど、なんとか通過してこれたんだ。簡単なものじゃないんだよ」
また、タイガーの相棒も今週はいつものスティーブ・ウィリアムズから長年の友人ブライアン・ベルに代わっている。休暇をもらったスティーブは趣味のカーレースに参戦中。先週の開幕戦では優勝したらしい。ブライアン・ベルはタイガーが全米アマチュア選手権を3勝した時のキャディ。また1998年の「ビュイック招待」でもキャディを務め、優勝している。