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「HP クラシック of ニューオリンズ」プレビュー

世界ランキング上位7名中の4名、または米ツアー賞金ランキングのトップ20名中の10名が参戦する選手層の厚い大会となった今年の「HP クラシックofニューオリンズ」。最も注目を集めているのは、目下絶好調の世界ランキング3位のデービス・ラブIII

デービス・ラブIII
「プロの世界は自信が全てだね。優勝するのはやはり自信に満ち溢れた選手ばかり。自信をつけた選手の勢いは簡単には止められない。自分もいまある自信を最大限に活かして頑張らないといけない」

一方、ここ11ヶ月ほど優勝から遠ざかってしまい、世界ランキングも4位に後退してしまっているフィル・ミケルソンは自信に満ち溢れているとは言えない状態だが、相変わらず前向き。

フィル・ミケルソン
「先週の試合は予選は通過したものの、28位タイで終わって、あまり良いプレーが出来ていなかった。ショットが納得いかなかったから、この月曜日と火曜日にサンディエゴに飛んでスイング調整をしてきたんだ。そのおかげでスイングの調子は戻った。試合でその成果が出て気持ちは前向きだけど、思うようなロースコアがでるまでは自信過剰にはならないようにと思っているんだ」

地元の期待を背負うのはルイジアナ州立大学出身のデビッド・トムズ。2001年にこの大会を優勝し、地元のギャラリーを大いに沸かせた。しかしその2001年に米ツアー3勝を挙げて以来、勝ち星のないデビッド・トムズ。地元の期待に応えられるのか?

デビッド・トムズ
「最終日に優勝争いに絡んでいたいね。地元のギャラリーが興奮して僕を応援してくれる姿を見るのは本当に嬉しかったからね。昨年もバックナインに入るまでは優勝のチャンスがあったのに、思うようにいかなかった。でもこの試合はPGAツアーの中でも僕の中で思い入れの深い大会なんだ」

同じく優勝から遠ざかっているのがスチュアート・アップルビー。4年も優勝を挙げていないが、先週のヒューストンで2位タイと復活への兆しが見えてきている。

スチュアート・アップルビー
「先週は大分調子が戻ってきた。ここ何年も優勝争いから遠ざかっているから。いつもタイガー・ウッズが言うように、優勝争いに絡まなければ意味がない。優勝争いに絡んでいなければ、牛の群れの1匹にすぎない。ビリビリと芝生を剥ぎ取っているだけだからな(笑)」

世界第6位のビジェイ・シンは、今季初旬に負ってしまった怪我による6週間のブランクを埋めるように今週の『HPクラシック・オブ・ニューオリンズ』に出場する。

ビジェイ・シン
「スイングは随分良くなった。怪我が治るとそれだけで本当に嬉しい。怪我をしているとプレーしたくてもできないから、ストレスがたまって仕方なかった」

誰が最終日の午後に優勝賞金を手にしているかはまだ予測不可能だが、過去4年間の優勝スコアの平均が19アンダーとなっていることから、優勝スコアがかなりのロースコアになることだけは予測できる。

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