「全英オープン」に向けてチューンアップを図るアーニー・エルスのインタビュー
エルスが飛距離アップを果した理由
今季の米ツアー「平均飛距離」の記録を見ると、1位はアーニー・エルスの319.6ヤードだが、エルスは昨年280ヤードで80位だった。また飛ばし屋で知られる2位のジョン・センデンは307.5と、その差はかなりのもの。ちなみに今季まだ参戦していないタイガーの昨年の平均は293.3ヤードとなっている。一体エルスの飛びの秘訣は何なのだろうか?
ザ・ゴルフ・チャンネルのアナリスト、ブライアン・ヒューイットは、飛びには4つの理由があるという。まずエルスは飛距離が10から15ヤード伸びたと会見で言っていたが実際は40ヤード近く伸ばしている。その理由の1つがタイトリストの新しいホップボールのプロV1x。他のメーカーもホップボールを作っているが、これが2つ目と3つ目の理由とマッチしている。その2つが新しいシャフトとドライバー。そして最後の理由が左手のグリップを緩めた点。エルスによると左手のグリップを緩めたことでリリースがより一層やりやすくなったという。
このエルスの飛距離に興味深々なのが、飛ばし屋ジェイソン・ズーバック。彼らのように飛ばしを職業としている選手は、飛距離に関して科学者並の研究を行っている。ボールを飛ばす力を測る時にヘッドスピードを指摘するが、彼らはボール初速に着目している。これはレーダーガンで測るボール初速のこと。そのズーバックの初速は215mph。これだけの初速を得るにはボール、クラブ、そして技術のすべてが完璧にマッチできなければ成しえないことだといわれている。ちなみにタイガーが思い切り振って180mph。エルスはまだ計測していないが、タイトリストが近々計測するとしている。当たっているエルスのボール初速はいかに速いのか!?
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