全米オープンで異例「シリンジリング」実施へ 最大18m級の突風対策でグリーンに散水
◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前(17日)◇シネコックヒルズGC(ニューヨーク州)◇7440yd(パー70)
大会を主催する全米ゴルフ協会(USGA)が開幕前日に会見を行い、予選ラウンド2日間とも午前組と午後組の合間にグリーンへ散水する「シリンジリング」を実施することを明言した。すでに出場選手たちにも通達されている。
大会初日は最大瞬間風速18m/秒クラスの突風を含め、一日を通して強風が吹き荒れる予報。少量の散水で表面温度を一時的に下げるシリンジリングについて、USGA競技部門トップのジョン・ボーデンハマー氏は海風で乾燥しやすいシネコックヒルズGCでは日常的に行われているメンテナンス作業であることを強調。「芝がしおれてしまうのを防ぎ、ポアナ芝のグリーンにかかるストレスを軽減できる。午前組、午後組に対してコンディションが均一となり、競技の公平性が保たれる」と説明した。
散水の時間を設けるため、第1組は午前6時35分ティオフと従来から10分早めてスタート。グリーンスピード自体もスティンプメーターで10フィート台半ばと遅めに設定しているという。
シネコックヒルズGCで行われた2004、18年の過去2回は乾燥しきったグリーンでボールが止まらなくなり、USGAのコースセッティングが“やり過ぎ”との批判を浴びた。(ニューヨーク州サウサンプトン/亀山泰宏)