8年前の優勝スコアが“基準”にならない? 松山英樹は全米オープン日本人最多出場更新へ
◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前(16日)◇シネコックヒルズGC(ニューヨーク州)◇7440yd(パー70)
シネコックヒルズGCでの前回2018年大会を制したブルックス・ケプカの通算1オーバーは、例年我慢比べが繰り広げられる「全米オープン」でも最後のオーバーパー優勝となっている。今週の“基準”ともなりそうな8年前の優勝スコアについて松山英樹は「(基準に)ならないんじゃないですか」と冷静に見解を口にした。
8年前と比べていくつかのホールで広くなったフェアウェイ以上に、「芝が違うんじゃないですか?」と口にするほど青々とした見た目がコースの印象に変化を加えている。特に2004、18年と直近2度のシネコックヒルズ開催はコースに強風が吹きつけてどんどん乾燥して、グリーンの硬さとスピードが増し、難度が跳ね上がったことが記憶に新しい。
松山が大会自己ワースト「79」を喫した前回大会3日目は、予選を通過した好調な選手がプレーしているにもかかわらずフィールド平均スコア「75.328」と大荒れの展開だった。いま思い返しても「誰がどう見たって無理な状況だった」3日目も、風が穏やかでウェットなコンディションを味方につけた最終日の「66」も評価は淡々としたもの。14日から3日連続で9ホールずつをプレーしてシネコックヒルズ攻略法のアップデートを進めている。
初日は強風の予報が出ており、大会側は予選ラウンドの午前組と午後組のプレーの合間にグリーンへ水をまく可能性を示唆した。「風も木曜日に吹くみたいなので、それにどう合わせていけるか。グリーンのピンポジションも、どこに切ってくるか想像がつかない。ここからコースにどれくらいまくか、まかないかによっても変わると思う」。タフなコースであることに疑いの余地はなく、大会を主催する全米ゴルフ協会(USGA)のかじ取り次第であることも織り込み済み。自分がコントロールできる準備に集中する。
ジャンボこと故・尾崎将司さんと並んでいた全米オープン出場回数で日本人単独最多14度目の戦いへ。「自分の状態を上げて、それがコースに対応できるかできないか。(状態自体は)悪くはないと思う。ベストを尽くすだけ」とうなずいた。(ニューヨーク州サウサンプトン/亀山泰宏)