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ミッシェル・ウィ「スポンサー招待枠」論争

母国オーストラリアで開催される「ハイネケン・クラシック」に出場するグレッグ・ノーマン。今までにもPGAツアーに女子プレーヤーが参戦することを公に批判していたホワイトシャーク(ノーマン)だが、今回はさらに「スポンサー招待枠のあり方」について牙をむいた。ノーマン曰く、最近のスポンサー招待枠はマーケティング・ツールとして起用されており、本来の意味を見失っているというのだ。

アニカ・ソレンスタムの「コロニアル」参戦、先日の「ソニーオープン」でのミッシェル・ウィなど、大会を盛り上げ、テレビ視聴率にも貢献。ギャラリー導引にも力を発揮し、グッズの売れ行きも伸びるなどスポンサーとしてはこれほど有効な「スポンサー招待枠」の活用法はない。しかしゴルフ業界ではこの議題に対して真っ二つに分かれている。

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キム・ヒューガム(ワコビア選手権トーナメント・ディレクター)
ミッシェル・ウィがソニーオープンにもたらした貢献は素晴らしい。ツアーの中には彼女の力を欲している大会はあるだろうね。選手層が薄くなってしまっている大会などはぜひ彼女に参戦してもらって、助けてもらうといい。僕も1996年のジョンディアでタイガーにスポンサー招待枠を渡したけど、おかげで大会は盛り上がり、生き返ったんだ。毎年115通ほどの応募が選手たちから来る。すべての応募をカテゴリー別に分けて、ひとつひとつ検討するんだ。全部で8枠あるので、うち2つはQスクール卒業者に、2つは過去の優勝者やランキング126位から150位のに与える。残りの4枠は我々の自由なんだ。ハンディが0でさえあれば、誰を呼んでも自由。大会に貢献してくれそうなプレーヤーを選ぶのは当たり前だよね」

PGAツアーのコミッショナーも現状のスポンサー招待枠の活用に関しては賛同しており、ただの話題性だけで参戦者が選ばれることには反対だが、試合で充分に戦える実力のある選手であれば問題ないとしている。

そのミッシェルにはすでにPGAツアーから7通のスポンサー招待状が届いているという。しかしLPGAツアーでも6試合に参戦することが決まっている上に、USGAの3試合にも参戦。また一週間以内は「カーチス・カップ」メンバー入りがほぼ確定する。よってミッシェルがPGAツアーに再び参戦するとしても1、2試合だと言われている。

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