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2023年 全米プロゴルフ選手権
期間:05/18〜05/21 場所:オークヒルCC(ニューヨーク州)

ケプカ&デシャンボーが同組でLIV勢メジャー初Vへ前進 不仲説はどこへ

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 3日目(20日)◇オークヒルCC(ニューヨーク州)◇7394yd(パー70)

かつて不仲説がささやかれてきた2人が次のメジャー制覇に前進した。最終組の2つ前で回ったブルックス・ケプカが2日続けて「66」で6アンダーの単独首位、「70」で回ったブライソン・デシャンボーは3アンダーの4位につけた。

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2019年大会以来の「全米プロ」3勝目、メジャー通算5勝目に王手をかけたケプカは、後半に火が付いたグリーン上のプレーに胸を張った。4m強のバーディパットを沈めてガッツポーズを作った12番に続き、13番(パー5)で5mのチャンスをものにした。

終盤17番では15m近いロングパットを決めて5つ目のバーディ。「とくにバックナインでアグレッシブになった。17番は入らなかったら2、3mカップをオーバーしていた。グリーンが湿って重たくなったから前の2日間よりとにかく積極的に行った」。ストローク・ゲインド・ティ・トゥ・グリーン全体2位(+11.96)のショット力が、メジャーの日曜日に向けてパッティングとかみ合ってきた。

過去に2人には因縁があった。ケプカがアラブ首長国連邦での試合でデシャンボーのスロープレーを非難したことを発端に仲が険悪に。確執が顕著になったのが奇しくも2年前の本大会で、テレビインタビュー中に後ろを通りがかったデシャンボーにいら立つケプカの表情が注目された。

その後、SNSでの舌戦やファンの反応もヒートアップしたが、同年11月にネバダ州ラスベガスでエキシビションマッチを戦ったと思えば、昨年はそろってPGAツアーを飛び出し新リーグ「LIVゴルフ」に移籍。この日の2サムでも後半15番で2連続バーディを決めたデシャンボーに声をかけるケプカの姿もあった。

「うまくなりたいという共通の目標を持っている。良いプレーを互いにするだけさ」とメジャー2勝目を狙うデシャンボー同様、トーナメントリーダーは「違和感? ないよ。誰とプレーするかはあまり気にならない。話をするより自分のプレーに集中している」と淡々。移籍直前の昨年7月に「全英オープン」を制したキャメロン・スミス(オーストラリア)に次ぎ、初のLIV所属選手によるメジャー優勝にも視線が集まる。(ニューヨーク州ロチェスター/桂川洋一)

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