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聖地の名所に工事は不要? スウィルカン・ブリッジの変貌ぶりが物議

2023/02/06 15:30

世界最古のゴルフ場として知られるセントアンドリュース・オールドコース(スコットランド)の象徴「スウィルカン・ブリッジ」に、補修工事が行われたことが物議をかもしている。

18番フェアウェイを横断するクリークに掛かるこの小さな石橋では、かつてキャリアの節目を迎えたレジェンドたちの数々の名シーンが写真に収められてきた。2005年にキャリアに終止符を打ったジャック・ニクラス15年に「全英」に別れを告げたトム・ワトソンやニック・ファルドが橋上でファンとの別れを惜しんだ。ツアー競技においても、開幕前に記念撮影を行うプロゴルファーが後を絶たない人気スポットだ。

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しかし、最近になり橋の両サイドの芝生部分に石が敷き詰められた工事の様子がSNSに拡散され、否定的な書き込みが殺到。主に“ゴルフの聖地”の景観を損ねることへの批判や、築700年以上とされる名所の変貌ぶりに反発する声が多い。

SNSでの反応を受けて5日(日)、同コースを管理するセントアンドリュース・リンクス・トラストは急きょ声明を発表。補修作業は「橋で写真を撮ろうとする何万人ものゴルファーや訪問者により荒れ果てている状態」というアプローチ部分を補強するためとし、芝がはげて土が露わになっていた昨年10月当時の写真を公開した。

橋自体には「一切の手を加えていない」と弁解した上で、「多くのゴルファーにとって感情的な話題になることがあることを認識している。私たちはスウィルカン・ブリッジとその周辺の象徴的な自然を保護しながら、できるだけ多くの人々が年間を通じてこの場所を訪れ続けられるよう、継続的な最善の解決策を見出すことができると確信している」とした。

当地では男女ともに海外メジャー「全英オープン」が定期的に行われ、男子は22年が直近の開催。女子は24年の開催が決定している。

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