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「勝つために来た」ファウラーは4季ぶりVなるか 最終日最終組の顔ぶれは

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 3日目(15日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC (千葉県)◇7079yd(パー70)

今年の「ZOZOチャンピオンシップ」は、いずれも久々のタイトルを狙う3人が最終日最終組を形成する。

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最終18番(パー5)のバーディフィニッシュで通算14アンダー単独首位とリードを保ったのはリッキー・ファウラー。ツアー299試合目となる33歳には、2019年「WMフェニックスオープン」以来となる4シーズンぶりのツアー通算6勝目がかかる。過去8回あった54ホール終了時点でのトップから逃げ切ったのは2回。1年前の「ザ・CJカップ」ではロリー・マキロイ(北アイルランド)相手に逆転負けを喫して3位に終わった。

「ここ数年は間違いなくタフだった」。優勝から遠ざかり、ここ2シーズンはシードの当落線上での戦いを余儀なくされた。かつて最高で4位だった世界ランキングも現在160位。それでも「勝つためにここへ来た。勢いと自信がついて、正しい方向へ進めている。去年のCJを除けば、ここ数年であまりない(首位で最終日という)状況だけど、挑戦を楽しみたい」と手応えがにじむ。

1打差2位につけるキーガン・ブラッドリーは直近の優勝が18年「BMW選手権」。昨年も7位に入っているが、記憶に焼き付いているのは初開催だった19年大会。最終日最終組でタイガー・ウッズとともにプレーし、ツアー最多82勝に並ぶ瞬間を目の当たりにした。

「タイガーがここで勝つのを見られたのは、本当にクールなことだった。最終日に勝つことができたら、僕にとっても大きな意味がある」。松山英樹コリン・モリカワを含めてフィールドに3人しかいないメジャー優勝経験者の36歳にとっても大事なラスト18ホールだ。

2打差3位のアンドリュー・パットナムは、ファウラーと同学年に当たる33歳。18年「バラクーダ選手権」が最初で最後のタイトルとなっている。ファウラーとは対照的に長い下部ツアー暮らしからはい上がってきた苦労人。米国北西部の地元に雰囲気が似ていると話す日本のコースが2勝目を後押ししてくれるかもしれない。(千葉県印西市/亀山泰宏)

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