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連覇へ険しい最終日10打差 松山英樹「50台を出さないと…」

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 3日目(15日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC (千葉県)◇7079yd(パー70)

“裏街道”となる10番スタートでも最も多くのギャラリーを引き連れた松山英樹が、最後に意地を見せた。

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後半7番(パー3)で右奥から3mを決め、前半18番(パー5)以来のバーディ。何とも言えない表情は「やっと(入ってくれた)という気持ちと、ギャラリーの皆さんが沸いてくれたのでホッとした気持ち」の表れだった。

インコースを回った前半で3つ伸ばしながら、それまで後半でスコアが動いたのは3パットボギーを喫した5番(パー3)だけ。「後半に入って少し分からなくなってしまった」と振り返るグリーン上での感覚がにわかによみがえったのは、バーディ直前の6番(パー5)。フックラインのチャンスを外した場面だったが、「そこからまたいい感覚でできた」と言った。

続く8番は左手前のバンカーからチップインバーディを流し込み、ウェッジを握った左手を挙げて大歓声に応えた。ギャラリー待望の2連続バーディに「そこだけ良かった」と感謝しつつ、手放しで喜ぶわけにもいかない。「トップとの差を考えると、8アンダー、9アンダーというのは必要だったと思う。足りないスコア」。3日間では最も良かった「66」も、通算4アンダー31位で首位との10打差を縮めることができなかった。

「50台を出さないと勝てないと思うので…」と苦笑したように、大会史上初の連覇は険しくなった。それでも「自分のベストを尽くして頑張りたい」と誓い、いつも通り練習場に足を向けた。年に一度きりとなる日本のファンの前でのプレーが、最後まで闘志に火をつける。(千葉県印西市/亀山泰宏)

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