「BMW選手権」2日目リーダーボード
2022年 BMW選手権
期間:08/18〜08/21 場所:ウィルミントンCC(デラウェア州)
素振り中にバンカーにコロリ 松山英樹のペナルティ回避をラームがアシスト
◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 2日目(19日)◇ウィルミントンCC(デラウェア州)◇7534yd(パー71)
第2ラウンドの前半7番(パー3)で、松山英樹が球の処置を巡って競技委員を呼ぶシーンがあった。グリーン右手前、バンカーの縁近くのラフからの第2打を前に素振りをしていたところ、ボールが動いて砂の上に転がり落ちた。
<< 下に続く >>
素振りが球を動かす原因となった場合、1罰打を加えて元の位置に戻す必要がある(ゴルフ規則9.4)。「ペナルティは取られないだろうなと思っていた」という松山だが、念のためルールオフィシャルに確認。ボールの動き出す瞬間を見ていなかったこともあり、判断が難しいところで同伴競技者のジョン・ラーム(スペイン)が助け舟を出した。
「(ボールは)ラフに深くは埋まっていなかった。いつ落ちてもおかしくなかった。彼が動かしたわけじゃない。芝の上に浮いていたようだった」と不可抗力で動いたと主張。競技委員が納得し、自然の力が動かした球(規則9.3)としてバンカーから2打目を放った。
松山は「素振りしたところも全然違って(ボールの位置からは遠く)、ジョンも言ってくれたので助かりました」と感謝。3mのパットを沈めてパーを拾った。(デラウェア州ウィルミントン/桂川洋一)
<ゴルフ規則>
9.3 自然の力が動かした球
自然の力(例えば、風や水)が止まっているプレーヤーの球を動かす原因となった場合
・罰はない。そして、
・その球を新しい箇所からプレーしなければならない。
例外-パッティンググリーンの球が、その球をすでに拾い上げて元の箇所にリプレースした後に動いた場合、その球をリプレースしなければならない
9.4 プレーヤーが拾い上げた、または動かした球 9.4b 球を拾い上げること、故意に球に触れること、球を動かす原因となったことに対する罰
プレーヤーが止まっている自分の球を拾い上げたり、故意に触れたり、動かす原因となった場合、そのプレーヤーは1罰打を受ける。