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2022年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:セントアンドリュース・オールドコース

絶妙な“コンクリートショット”も披露 松山英樹は徹底マネジメントで「71」

◇メジャー第4戦◇全英オープン 初日(14日)◇セントアンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7297yd(パー72)

メジャー2勝目を目指す松山英樹は4バーディ、3ボギーの「71」で回り、1アンダー35位で発進した。午前10時20分にティオフし、18ホールを終えたのは午後4時過ぎ。プレーは6時間以上に及んだが、「ミスもありながら最低限のプレーはできたかなとは思います」と及第点をつける滑り出しとなった。

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前半3番でピン左約2mのパーパットを決めきれずにボギーを先行させた。4番では2打目がグリーン右にこぼれ落ちたが、1mに寄せて難なくパーセーブ。パー5の5番でバーディを奪ってスコアを戻した。進行方向が変わって右から風が吹いた8番でピン右1m強のバーディチャンスを確実に決めてハーフターンした。

リンクス特有のトリッキーなホールが増える後半は徹底したマネジメントを見せた。13番は4mのパットがカップに蹴られてボギーとしたものの、グリーン右手前に切られたピン位置を計算して1打目を左サイドに運んで攻めた。460ydの15番では3I、416ydの16番では6Iでティショットを打って、待ち構えるポットバンカーに入れることなく進めた。

495ydの終盤17番はフォローの風が吹く中、1Wでピンまで残り113ydの地点へ。そこから56度で打った球はグリーンに止まらず右サイドのコンクリートの上でストップした。9Iで手前のラフから転がすように絶妙なさじ加減で打ち、ピン横につけてギャラリーから拍手を浴びた。失敗すれば反対方向へこぼれ落ちる可能性もあっただけに「うまくいって良かった」と納得の表情を見せた。

最終18番では大会前までの下準備の成果を発揮。上りのラインのイーグルチャンスでカップ左にピタリとつけてタップインのバーディで締めくくった。松山より前の組でプレーしたキャメロン・ヤングが「64」を出して7打差でのホールアウトとなったが、「悪いパットをして外したホールはほとんどなかった」と振り返った。大会2日目は午後3時21分(日本時間午後11時21分)と遅いスタート。「日没前までには終わりたいですね」と願望を口にした。(スコットランド・セントアンドリュース/石井操)

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