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2022年 ザ・メモリアルトーナメント
期間:06/02〜06/05 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)

“日本代表”チャン・キムがメモリアルに初参戦

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 事前情報(1日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7543yd(パー72)

120人に出場枠が絞られた招待試合に“日本代表”を背負ってやってきた。昨シーズンの日本の賞金王チャン・キムが、自身初の「メモリアルトーナメント」に臨む。

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2週前の「全米プロゴルフ選手権」に出場し、今週は国際ツアーの賞金ランキング最上位者(昨年度日本ツアー賞金ランク1位)の資格で出場権を獲得。「はじめてのメモリアル…」とエリートフィールドの空気を噛み締めた。憧れていた試合のひとつ、ジャック・ニクラス設計の名門コースは想像していた以上に難しい。「ショットの距離のコントロールが一番重要。ティショットはもちろん、セカンドからグリーンを狙うショットがタフで、パーオンを外せばショートゲームの難易度が上がる」と警戒する。

「全米プロよりも難しく感じます」と、エースキャディの出口慎一郎氏。ティショットの落としどころはフェアウェイが狭く、外せば長いラフが待っている。「グリーンも硬くてラフから打てば止まらない。ラフやコースのイメージは、北海道のセガサミーカップのコースに似ているかも」。しかし、その中でも果敢にドライバーを振っていくのがPGAのトッププロ。ラフに入ったとしても、リカバリーショットの引き出しの多さに驚かされた。「狭い中でドライバーを4日間持てる体力と、精神力がある人が上に行くんだと思いました」と技術の高さを目の当たりにした。

全米プロでは2打足りずに予選落ちを喫した。前週は自宅のあるアリゾナで一緒に準備を進めてきた。「タフなコースだけど、ここでプレーすれば強くなる」と、日本の賞金王は米ツアー進出を目指している。ノンメンバーとしてフェデックスカップポイントランキングで126~200位相当のポイントを稼ぐことができれば、下部のコーンフェリーツアーの入れ替え戦からPGAツアー昇格を目指すチャンスが手に入る。現時点で190位相当、「今週、まずはトップ10に入って次につなげたい」と意気込んだ。

今週を終えれば、「全米オープン」出場を目指して6日(月)に米国で行われる予選会に出場。7月には「全英オープン」に参戦と、まだまだ続く大舞台に弾みをつけたい。(オハイオ州ダブリン/谷口愛純)

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