史上ワーストの「141」 上原彩子に前代未聞の68罰打<2016年>
2021年 パルメット選手権
期間:06/10〜06/13 場所:コンガリーGC(サウスカロライナ州)
「ワンボール・ルール」違反で10罰打 練習場で取り違えに気付かず
◇米国男子◇パルメット選手権 初日(10日)◇コンガリーGC(サウスカロライナ州)◇7655yd(パー71)
ティオフ前の練習グリーンで取り違えた別の選手のボールで途中からプレーし、10罰打を科されるという珍しい事案が起きた。
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同じブランドの同じモデルのボールでラウンドを完遂しなければならないというローカルルール(いわゆるワンボール・ルール)に違反した。
2017年10月以来のPGAツアー出場となった49歳のマーク・ヘンズビー(オーストラリア)は初日、前半4番で3打目を池に入れ、新たなボールをドロップして打ち直した。
PGAツアーの公式サイトによると、8番を終えた後、ボール(タイトリスト プロ V1)にこれまで見たことのない小さなドットがあるのに気づいた。同組の選手は「低スピンのボールではないか」と指摘。
その時点では、なぜ異なるタイプのボールがスリーブに入っていたのか分からなかったが、競技委員を呼び4番から8番までそれぞれ2罰打を加えた。
この日のスコアは13オーバーになり、ヘンズビーはホールアウト後に棄権。練習グリーンで、銘柄としては同じプロ V1を使うパット・ペレスのボールを「どういうわけか、拾ってしまった。彼(ペレス)が私のボールを使わなかったことをうれしく思います」と説明した。
USGAが示すローカルルールひな型(JGAによる翻訳)より抜粋
G-4 ワンボールルール
目的 プレーヤーがそのホールの特徴やラウンド中にプレーするショットに応じて異なるプレー特性を持つ球を使うことを防ぐために、委員会は適合球リストに掲載されている一種類の球を使うことをプレーヤーに求めることを選択できます。
適合球リスト上で個別に掲載されているそれぞれの球は異なる球とみなされます。同一マーキングで色の異なる球は異なる球とみなされます。
このローカルルールは高い技量を有するプレーヤーに限定された競技会(すなわち、プロフェッショナルやエリートアマチュアの競技会)にだけ使用することを推奨します。
ローカルルールひな型 G-4
ラウンド中を通して、プレーヤーがストロークを行うそれぞれの球は適合球リスト上で一種類の球として登録されている同じブランド・同じモデルの球でなければならない。
プレーヤーがこのローカルルールに違反となる球をプレーしたことを発見した場合、次のティイングエリアからプレーする前にその球の使用を止めて、そのラウンドをスタートしたときに使っていたものと同じブランド・同じモデルの球でそのラウンドを終えなければならない。
ローカルルールに違反した球でストロークを行った罰:このローカルルールに違反していたその各ホールに対して一般の罰(GDO編注:2打)を受ける。