「見たくない現実が待つとしても」 石川遼は6度目の全米OPへ
2021年 全米オープン
期間:06/17〜06/20 場所:トーリーパインズGC(カリフォルニア州)
浅地洋佑は先輩・石川遼との全米OP出場に「感慨深い」
◇米国男子◇全米オープン最終予選(24日)◇ザ・ロイヤルゴルフクラブ(茨城県)◇7423yd(パー72)
浅地洋佑が6月17日開幕の「全米オープン」(カリフォルニア州・トーリーパインズGC)の日本予選会を突破し、本戦の出場権を獲得した。この日28歳の誕生日を迎えたこともあり、うれしいメジャー切符となった。
<< 下に続く >>
浅地は2019年「全英オープン」で海外メジャーデビューし、67位に終わったが、大舞台での雰囲気に魅了された。20年5月の「全米オープン」日本地区予選会に参戦するつもりでいたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっていた。
第2ラウンドの最終18番でピン横4mにつけるなど「結構狙ったところに行った」とショットが冴えたこの日。かつてパターイップスを経験するなどグリーン上で悩んだ日々はあったが、「ぶっつけ本番」で替えたパターも奏功した。
「全米オープン」と聞いて出てくるのは今年と同じ舞台、カリフォルニア州トーリーパインズGCで行われた08年大会だ。当時まだ15歳だったが、「タイガー・ウッズ選手が、怪我しながらも最後の18番でカップにねじ込んでプレーオフで勝つ、っていう。ずっとテレビに釘付けで見ていた」と記憶をたどった。
東京・杉並学院高時代の2学年上の先輩・石川遼とともに出場権を獲得。「向こうは何とも思ってないと思うけど、高校時代は同じ試合に出られなくて、でもプロになって、それもメジャーで同じ試合に出られるのは本当に感慨深いですね」と初出場に気持ちも高まる。
世界トップレベルの選手が集まる大舞台。「例年通りだと厳しいセッティング。手も足も出ないようなコースかもしれないけど、出るからには自分のゴルフを貫いて4日間戦いたい」と表情を引き締めた。(茨城県鉾田市/石井操)