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議会乱入翌日の自由勲章に辞退論 トランプ氏へゴルフ界から“拒否反応”も
米国のドナルド・トランプ大統領がアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)、ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)、故ベーブ・ディドリクソン・ザハリアス氏のプロゴルファー3人に大統領自由勲章(Presidential Medal of Freedom)を授与した。7日、米ホワイトハウスが声明で発表した。
米女子ツアー通算72勝のソレンスタム、メジャー通算9勝でキャリアグランドスラムも達成しているプレーヤー、女子メジャー10勝に加えて1932年ロサンゼルス五輪では陸上競技で金メダルも獲得したザハリアス氏の受賞は昨年3月に発表された後、新型コロナウイルス感染拡大の影響で授与式が延期となっていた。
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前日6日にはトランプ氏の支持者らが連邦議会議事堂内に乱入して一時占拠し、死者まで出る事態となったばかり。最終的には乱入を強い言葉で非難したトランプ氏に対しても、突入に先立って支持者らをあおったことや、大統領選挙での“敗北”が大規模な不正によるものだとする主張を繰り返していることから風当たりは強まっている。
大統領自由勲章は米国における最高位の文民名誉賞だが、プレーヤーの長男・マークさんはツイッターで「父がこの賞を丁重に辞退してくれることを願う」とつづるなど、受賞者の身内も否定的な立場を取った。
米ゴルフワールドは「2022年の全米プロゴルフ選手権をトランプナショナルGCから移す必要がある」と提言。さらに「間もなく“前任”となるドナルド・トランプ大統領とは、いかなる関係も望まない。これは、もはや政治的な問題ではなく、米国政府に対してクーデターを試みるよう支持者たちへ奨励した男についての問題だ。どんな理由であろうと、暴力を扇動する人間はゴルフ界で歓迎されないことを明確にする」と続けた。
来年の「全米プロ」会場として発表されているニュージャージー州ベドミンスターにあるトランプナショナルGCでは、2017年に「全米女子オープン」が開催されている。