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飛ばし屋チャンプ デシャンボー“推し”は「気にならない」

◇メジャー第1戦◇全米プロゴルフ選手権 2日目(6日)◇TPCハーディングパーク(カリフォルニア州)◇7251yd(パー70)

飛距離こそ正義か―。中断期間中に大幅に体重を増やしたブライソン・デシャンボーの激変ぶりから巻き起こった議論に、キャメロン・チャンプは首を横に振った。「みんな飛距離のことを聞きたがる。ロングボールはファンを魅了するし、新たな時代だ。ただ僕にとっては、どれほど遠くに飛ばせてもスコアを出せなければ意味がない」

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昨季トップの平均飛距離は、今季324.4ydのデシャンボーに次ぐ2位の321.3yd。「メディアは最近飛ばし屋と言えばブライソン、ブライソン、ブライソン、ブライソンだけど気になるか?」という記者の突っ込みにも「気にならない。僕を悩ますことでは絶対にない」と言い切った。

武器にする1Wを強めに振り切ることで「僕の場合はそれで真っすぐ行くようになる。きょうはかなり良かった」というが、「64」で回り首位と3打差の8位に浮上したこの日のハイライトは後半16番(336yd)。強風のためティショットを3Wで201yd地点のフェアウェイに刻み、ウェッジでピンに絡めた。

「風の影響でドライバーだったらグリーンの奥に行ってしまったかもしれない。それより(刻んだ方が)バーディを狙える可能性が高いと思った。しっかりとラウンドしただけだよ」。デシャンボーの変化後にロリー・マキロイ(北アイルランド)から「ナンバーワンはまだ彼(チャンプ)だと思う」と改めて世界一の飛ばし屋と評された25歳。メジャータイトルを狙える位置で大会を折り返した。

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