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5カ月ぶり試合出場のスコット「最近、年長者のリストに…」

◇メジャー第1戦◇全米プロゴルフ選手権 事前情報(5日)◇TPCハーディングパーク(カリフォルニア州)◇7251yd(パー70)

アダム・スコット(オーストラリア)は約5カ月ぶりの試合を迎える。新型コロナウイルス感染を警戒して6月の米ツアー再開後も出場を見合わせ、2019―20年シーズン唯一となったメジャーに照準を絞ってきた。

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大会が途中で中止になった3月「ザ・プレーヤーズ選手権」の直後、スコットはオーストラリアに帰国した。バハマ、スイスの拠点ではなく、母国で都市封鎖を経験。「フルタイムで父親の役目を果たすことに慣れるのはちょっと時間がかかったけど良かった。ここ20年であれだけ長くオーストラリアにいたことはなかった。いろんな制限を強いられても楽しくはあった」と振り返った。

7月16日の40歳の誕生日も家族で祝い、サウスカロライナ州のゴルフ場で自主隔離してからサンフランシスコに入った。

「物事が変化して、ツアーが始まった6月頃からは毎週、頭をクリアにするために決断が必要だった」というスコットが渡米を拒んでいたのは、ツアーの感染拡大防止対策に疑問を持ったから。リー・ウェストウッド(イングランド)、パドレイグ・ハリントン(アイルランド)らは今回のメジャー出場を断念した。

「みんながこの難しい状況にいて、国をまたぐ移動は本当に複雑になっているから、リーやパドレイグのここに来ないという判断も理解できるし尊重したい」とスコット。「それぞれ決断に至る状況がある。(感染が再拡大しているオーストラリアの)ビクトリア州に関して言えば、理想には程遠い。ウイルスを抑え込もうとしただけに、感染拡大はやろうとしたことに反している。答えは分からない。みんな苦労している」

会場のTPCハーディングパークでのメジャー開催は初めて。過去にツアーイベントとして実施された2005年「WGC アメリカンエキスプレス選手権」、09年の対抗戦「プレジデンツカップ」、15年「WGCキャデラックマッチプレー」に続いて出場するのは、ジム・フューリックザック・ジョンソンとスコットだけ。「ちょっとビックリ。最近、こういう年長者のリストによく入るよね(笑)」。すっかりベテランの雰囲気を漂わせながら第一線に帰ってきた。

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