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進藤大典 PGAツアー・ヤーデージブック読解

栄光への最終関門 優勝争いならリスク覚悟の大勝負も

2020/08/06 08:00


TPCハーディングパーク 18番パー4(480yd)

今季唯一のメジャー「全米プロゴルフ選手権」が、いよいよ6日(木)に開幕します。前半の難所となる9番に続いて見ていくのは、フィニッシングホールの18番。2015年に「WGCキャデラックマッチプレー」が開催されたときは14番だったミドルホールが、夢舞台のフィナーレを飾ります。

左ドッグレッグの左サイドはグリーンまで湖が広がっています。ティショットは、正面のフェアウェイバンカーに向かってレイアップするのが基本的なプラン。とはいえ、左のペナルティエリアを避けて右に逃げれば逃げるほど、2打目に残る距離は長くなります。勝負どころではリスクを承知の上で、より左のラインを攻めていく勇気と技術が求められそうです。

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PGAツアーといえば、いずれの試合も18番の難度の高さが特徴の1つです。もちろん、それは今大会にも当てはまります。2段グリーンは砲台になっていて、硬く仕上がっていると予想されるため、セカンドショットの距離感を合わせるのは簡単ではありません。

グリーン奥は傾斜が強くなっており、オーバーは厳禁。手前の段にピンが切られたときは、縦距離とスピンコントロールを間違えないことが攻略の条件です。奥ピンは特に厄介。グリーンの横幅が狭くなり、ミドルアイアン以上の番手を持たされる中でも7~8yd以内の幅に収める精度が必要となります。

世界一を決めるメジャー初開催にあたり、5年前のWGCや09年「プレジデンツカップ」を開催してきたコースにはさまざまな変更が加えられました。前週まで試合が行われていたテネシー州メンフィスの気温30℃超という真夏の暑さから一転、今週のサンフランシスコは朝晩に10℃近くまで冷え込み、20℃に届かない日もありそうです。あらゆる変化に対応し、難コースと対峙しなければなりません。

新型コロナウイルスの感染拡大で異例続きとなったシーズンでもあります。すべてを乗り越え、日曜日の18番で栄光をつかむのは誰になるのか。無観客開催により現地で喝采を浴びることができないチャンピオンへ、テレビ越しに心からの祝福を贈りましょう。(解説・進藤大典)

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進藤大典(しんどう・だいすけ)
1980年、京都府生まれ。高知・明徳義塾を卒業後、東北福祉大ゴルフ部時代に同級生の宮里優作のキャディを務めたことから、ツアーの世界に飛び込む。谷原秀人、片山晋呉ら男子プロと長くコンビを組んだ。2012年秋から18年まで松山英樹と専属契約を結び、PGAツアー5勝をアシストした。

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