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「全英オープン」出場を控えた選手たちのインタビュー

「全英オープン」で最後に3年連続優勝を果たしたのはピーター・トムソンで、1956年にハットトリックを達成した。

ピーター・トムソン
「タイガーと共に話題になることを誇りに思います。忘れられていた記録のように感じますね。みんな今年になって、私が“全英オープン”で3連覇を成し遂げたことを思い出したみたいですからね。絶好調の時のタイガーを倒せる選手は、いないと思いますよ」

タイガー・ウッズ
「3連覇を達成できたら最高ですが、それは並大抵のことではありません。今、ショットもショート・ゲームも良く、グリーンのスピードがうまくつかめているので、そのままの調子で4日間を乗り切りたいですね」

頭に浮かんだイメージをキャンバスに描く画家と同じように、タイガーはリンクスコースで創造力を発揮できることに喜びを感じている。

タイガー・ウッズ
「“全英オープン”では、クリエイティブなプレーが求められます。数年前までのオーガスタ・ナショナルもそうでした。“全英オープン”や全米オープンでは、創造力を活かすことなんて出来ません。でも、リンクスコースでは、地面をうまく利用して、様々な攻め方が可能です。私にとって初めての“リンクス体験”は、95年のカーヌスティとセント・アンドリュースでプレーしたことです。あれは素晴らしい経験でした」

リンクスの覇者タイガーは、最強のゴルファーとして多くの選手に尊敬されている。

コリン・モンゴメリー
「タイガーがジャック・ニクラスの持つメジャー18勝の記録を破れるかどうか楽しみですね。率直に言って、現在、二クラスの記録を更新できる可能性を秘めた選手は、タイガーだけだと思います。そんなタイガーと同じ時代にプレーできる私は幸運です」

96年、プロに転向した時のタイガーは、1番アイアンのように痩せた体。6月の「全米オープン」での逞しいタイガーとは大違いだった。タイガーはゴルファーのトレーニングに関する常識を変え、多くの選手がワークアウトに励むようになった。それは、体を鍛えることがゴルフの上達につながることを、タイガーが証明したから。今やタイガーの日課は、トレーニングが中心となっている。

タイガー・ウッズ
「全てトレーニングのスケジュール次第ですね。相当走り込みを行いますし、ランニングの代わりにエクササイズ・バイクに乗ることもあります。その他、ウエイト・トレーニングやインターバル・トレーニングを行います。それで一日のほとんどが終わってしまいます。体力トレーニングの後、まだ明るければ、ゴルフの練習をしますけどね。ドライビング・レンジでボールを打つ時間は少ないですね。せいぜい3時間か4時間ですから、大したことないですよ。みなさんは、そんなに練習しないでしょ?(笑)」

メジャー5連覇の記録を樹立したオールド・トム・モリスは、大会が行われなかった1871年をはさんで、「全英オープン」で5連覇を成し遂げました。また19世紀には、ジェイミー・アンダーソンとロバート・ファーガソンが「全英オープン」3連覇を成し遂げています。20世紀に入って、ピーター・トムソンが3年連続優勝を達成した後、アーノルド・パーマーリー・トレビノトム・ワトソンが3連覇のチャンスを手にしましたが、63年のアーノルド・パーマーは優勝争いに絡めませんでした。73年のリー・トレビノは、トップと13打差の10位タイ。そして、「全英オープン」5勝のトム・ワトソンは、3連覇がかかった84年、優勝したセベ・バレステロスと2打差の2位タイだった。タイガーは2006年ホイレイクでドライバーを使ったのは、4日間で一度だけ。今年何回ドライバーを使用するかはカーヌスティの風次第と話している。

タイガー・ウッズは2000年と2005年にセント・アンドリュース、さらに2006年のホイレイクと悪天候とはいえなかったコンディションで圧倒的な強さを見せた。今年どんな天気になるのかは解らないが、地元の人が「リンクスの覇者」と呼ぶタイガーの連勝を止める選手は現れるのだろうか?

ザック・ジョンソン
「“全英オープン”は、どの大会よりも私の弱点を浮き彫りにします。毎回自分に足りないものを教えてくれますが、いまだ予選通過がありません」

もうひとりのマスターズ・チャンピオン、フィル・ミケルソンもリンクスを苦手としているが、向上はうかがえる。

フィル・ミケルソン
「2004年は優勝のチャンスを手にしましたから、段々良くなっていますが、私にとっての課題はティショットでした。今は横風に負けないような低い弾道のドライバーショットを練習しているので、それがカギを握ることになると思います」

アーニー・エルスは、3年前ロイヤル・トゥルーンでプレーオフの末トッド・ハミルトンに敗れたことを忘れられないかもしれないが、先週の日曜日ロッホ・ローモンドで「65」をマークした自信、そしてセンターシャフトのパターとFTIドライバーとともにカーヌスティにやってきた。それでも今年はまだPGAツアーで優勝がない。

アーニー・エルス
「PGAツアーで優勝がないのは悔しいですが、それを今から変えるべくここにきました。今年のカーヌスティはかなりソフトなコンディションなので、セカンドショットでアグレッシブに攻められます。もっとも風が吹いたらそうもいきませんけどね。リンクスコースは大好きですし、ここは特にタフなコースですがいつも楽しんでいます」

ゴルフセントラル(C)ザ・ゴルフ・チャンネル

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