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2019年 ザ・ノーザントラスト
期間:08/08〜08/11 場所:リバティーナショナルGC(ニュージャージー州)

ライン読みに2分超 デシャンボーのスロープレーにツアー選手らが非難

◇米国男子◇ザ・ノーザントラスト 3日目(10日)◇リバティーナショナルGC(ニュージャージー州)◇7370yd(パー71)

ツアー5勝のブライソン・デシャンボーのスロープレーに、ツアー選手たちが非難の声を浴びせた。ショット、パットの前に長い時間をかける大会2日目のテレビ映像がSNSで拡散され、プロゴルファーたちも反応。デシャンボーは3日目のホールアウト後に弁解した。

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問題視されたのが、前日16番で左サイドに第1打を大きく曲げてからのプレー。約70ydの2打目を前に3分以上かかったと指摘された。さらに“炎上”したのが、8番(パー5)で、2.5mのパットを前に2分以上ラインを読む姿がクローズアップされたものだった。

パットは外れ、ルーク・ドナルド(イングランド)は「結果的に2カップ読み違い」と反応。2002年に「全米プロ」を制したリッチ・ビームは「PGAツアーはこれで何もしないなら恥を知れ」と無罰でホールアウトさせた競技運営を非難した。

イアン・ポールターロス・フィッシャーらも加勢し、エディ・ペパレルは、映像から同組でプレーしていたトミー・フリートウッド(いずれもイングランド)とジャスティン・トーマスの様子に「完全にウンザリしているじゃないか」と同情し、「スロープレーヤーは同伴競技者を不愉快にさせる」と憤慨した。

米国男子ツアーでは1ショットにかける時間を基本的に40秒以内とする規則を設け、違反した場合は警告(罰金)、さらに罰打を科すとしているが、複数の選手は競技委員が見過ごすケースが多いと指摘している。ペパレルは「こういうやつらに罰金は意味がない」と、ルールに基づいてプレー中の罰打によって厳重に取り締まるべきと主張した。

「速く歩いている」と反論

デシャンボーは3日目のプレーを終えた後、集まった報道陣の前に姿を見せると「さあ、スロープレーについて話そうじゃないか」と自ら口火を切った。他にもプレーが遅い選手がいると反論し、“個人攻撃”に不快感を示す。

「僕は(ルールで1ショットに)割り当てられた40秒をかけるし、ときどきオーバーもすることも全面的に認める」とした一方で、「速く歩くことを気にしない選手、キャディもいる」と話した。自身は次のショット地点までに短い時間で到達しており、スロープレーと認定するのは、1ショットごとにかける時間ではなく、各ホールを終えるまでの時間で計られるべきだとも反論した。(ニュージャージー州ジャージーシティ/桂川洋一)

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