PGA Tour Rookie / Ryo Ishikawa(1) ルーキーイヤーのスケジュールは?
2013年 ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション
期間:01/17〜01/20 場所:PGAウェスト(パーマーコース)(カリフォルニア州)
若手3人衆がトップスタート
By Helen Ross PGATOUR.COM
「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」の初日は、米ツアーでのルーキー1名と2年目の選手2名が9アンダーで首位に。若手選手たちが終始ツアーをリードした。
ジェームス・ハーンは今大会がツアー3試合目の出場。会場であるPGAウェストのパーマーコースは、今大会で使用する3つのコースでもっとも難コースと言われているのだが、「63」でこの日を終了。他の2名、ロベルト・カストロはニクラスコース、ジェイソン・コクラックはラ・キンタで9アンダー。
<< 下に続く >>
先週の「ソニーオープンinハワイ」で勝利を挙げたラッセル・ヘンリーは、調子を落とすそぶりは見せず、8アンダーで4人のグループをリードした。ヘンリーは、グレッグ・チャルマース、ダグ・ラベルII、そしてパーマーコース最終2ホールをバーディとイーグルで閉めたアーロン・バデリーの3選手と並んでいる。
最初のホールでピンにボールを当て、そのホールでイーグルを奪い勢いに乗ったヘンリーは、「自信に満ち溢れています。何をしても調子が悪くなることはないでしょう。スコアがどうなろうが、エネルギーを無駄使いすることはないし、感情的になることもないです。自分自身の感情やエネルギーをできるだけ無駄にしない何かをつかんだ気がするので、まだもう1ラウンド回ることができそうなくらいです」と語った。
ヘンリーと同じくルーキーであるハーンは、「63」で終えたパーマーコースでのラウンド前半9ホールを30で終えた。チップインバーディを2度沈めたのだが、それは9歳の頃に同じような経験をして以来のこと。
「私にとっては、ただのフェアウェイであり、ただのグリーンです。そのうえで、パットを決めようとしています。私たちプロゴルファーは、必要以上に情報を集めようとしてしまいがちですが、それは必要のないことです。左に池があるとか、あそこに見える木まで何ヤードだとか・・・。自分の中でのベストのラウンドというのは、最初にゴルフコースさえ見ないくらいのときに経験できたものだったんです」。
「それができれば、私にとってアドバンテージになり、集中することができるということです。コース内のどこにトラブルがあるのかなんて私は知りたくないし、情報としても持ちたくない。私はただ、フェアウェイ、そしてグリーンを把握し、パットを決めることだけを考えているのです」。
昨シーズンのティショット平均飛距離304ヤードを誇るコクラックは、ラ・キンタでの4つのロングホールのうち2ホールでイーグルを奪い、4アンダーを稼ぐ勝負強さを見せた。この日最初のホールでのバーディ、そして2ホール目でのイーグルで調子を上げ、その後パーより悪いホールは1つもなかった。
「ラ・キンタのコースはとてもすばらしいです。グリーンは速すぎないので、ある意味アグレッシブになることができます。さらにショットは止まりやすいので、アイアンでもアグレッシブに攻めることができるのです」とコクラックは言う。
カストロは、同組でプレーしたもう1人のプロ、ダニエル・サマーヘイズと刺激しあって初日のラウンドを終えた。サマーヘイズは他9名と並ぶ「65」で、トップから2打差につけている。
カストロは、「出だしは概ね好調だった。最初の2ホールでバーディを奪うことができて流れに乗れた。そこから調子が良くなったんだ。40フィートか50フィートもありそうなパットをねじ込んだ18番ホールまでは、ロングパットを打つこともなかったからね。だからこの大会は調子良く進んでいくと思う。私たちは2人とも、早い段階で調子をつかんだのがよかったんだろうね」。
156人の選手のうち、22人を除く全ての選手にとって、木曜日はこの砂漠の地でスコアを出すのには最良の日となった。一方で初日苦しんだ面々。「全米オープン」の勝者であるウェブ・シンプソンは「73」、かつての米ツアー王者であるデビッド・トムズは「75」、昨年大会優勝のマーク・ウィルソンは「77」というスコアでそれぞれ初日を終えた。
この大会で2度優勝しているフィル・ミケルソンは、ラ・キンタをイーブンパーの「72」で終え、自身の2013年シーズン開幕を迎えた。
3つのコースは全てで平均ショット数がアンダーパーを下回った。ニクラスコースは最も良く68.231、パーマーコースは69.712、そしてラ・キンタは69.769であった。