中島啓太が欧州で完全V/5打差逆転で黄金世代初のツアー10勝目
2024/04/02 17:00
中島啓太選手が欧州ツアー初V! 2月の星野陸也選手に続いて日本勢で今季2人目の勝者となりました。国内では男子開幕戦で金谷拓実選手が圧巻のレコード勝ち。女子は5打差をひっくり返す逆転劇で小祝さくら選手がツアー10勝目を挙げています。笹生選手、古江選手、畑岡選手が上位争いに加わった米女子ツアーにも注目です!
PICK UP NEWS
中島啓太「自分のゴルフを褒めたい」 3連続ボギー締めでも“完全V”
ルーキーシーズン6戦目で欧州ツアー初優勝を遂げた中島啓太選手。最終日こそスコアを落としたものの、「自分を褒めたい」と振り返る完全Vで日本勢5人目の快挙を達成しました。目標はあくまでもPGAツアー出場。そのために必要なポイントレーストップ10入りに向け、シーズンを走ります。
小祝さくら “209試合連続出場”で黄金世代初の国内10勝
小祝さくら選手が最終日に5打差を逆転し、黄金世代で一番乗りとなる国内女子ツアー10勝目をマークしました。これまでのキャリアを「プロテストも受かる気があんまりしていなかった。よくここまで来られたなって思う」と振り返った小祝選手。持ち前のマイペースで戦い抜けば、いつのまにか年間女王の称号が目の前にあるかもしれません。
インドで戦う中島啓太に送った「JKG」 金谷拓実は盟友との絆も力に
国内男子ツアーの開幕戦を大会レコードの23アンダーで制した金谷拓実選手。悪天候でラウンドできなかった大会2日目には、欧州ツアーで奮闘する後輩の中島啓太選手にLINEで「JKG」(Just Keep Going、前進あるのみ)と送信。返信もまた「JKG」のみだったそうです。仲間でもありライバルでもある2人。お互いが良い刺激となってさらなる高みへ登っていきます。
「分かってはいたが苦しい」吉田優利はデビュー2戦で危機感
米ツアー2戦目を69位で終えた吉田優利選手。なんとか予選を通過して初めてのポイントと賞金を得たもの、「イメージ通りになかなかゴルフをさせてもらえない」と苦しい胸の内を明かしました。環境に早く慣れて数少ないチャンスをものにすること。米国での手探りの挑戦は続きます。
LAST WEEK NEWS
国内女子:ヤマハレディースオープン
2年連続で年間女王になった山下美夢有選手。実はオフにはゴルフの練習だけでなく、化粧の勉強もしていました。「美容が好きな友人がいて、『これは似合わない』とかはっきり言ってくれる」。助言を参考に、涙袋の部分を意識したり、アイシャドウの色を変えてみたり。「手を抜いたら『ちょっと今日薄いな』とか言われちゃう」そう。ただ、時には早いスタート時間になることもあるし、プレー時間も長いのがゴルフ。「大変なんです」。(石井)
国内男子:東建ホームメイトカップ
4位に入ったアマチュアの中野麟太朗選手(早大)は開幕前日の夜、“一人焼き肉”で試合に備えたそう。ホテル近くの店舗にふらっと入ってみたら、「お客さんは僕一人。お店のおばちゃんが焼いてくれました」。練習も一人で黙々とやるのが好きだという20歳ですが、今季の目標のひとつに団体戦での大学日本一を掲げています。「日大さん、(東北)福祉大さんがいますから。もっともっと頑張らないと」。チームメートと力を合わせて強豪に挑みます。(亀山)
米国女子:フォード選手権 presented by KCC
新規大会のスポンサーをフォード社が務めたことで、選手たちには期間中、移動用に同社の自動車が提供されました。大型SUVだけでなく、用意されたピックアップトラック(荷台がついた車両)は荷物を積むのにも十分。米国のトップツアーではお馴染みの光景ですが、車両の受け取り、返却は選手本人が同席しなくてはならないといったルールがあります。フォード車がズラリと並んだレンタルエリアは今回、空港からも少し距離があり、意外と手間がかかったそう。男子のPGAツアーでは「次の試合会場まで乗っていってもOK」といった特典がある大会もあります。(桂川)
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Edited by : 武田涼花
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