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6時間は“オンリー”なのか 日本勢9人の690㎞移動は車と飛行機どっち?

◇米国女子◇フォード選手権 presented by KCC◇セヴィールG&CC (アリゾナ州)◇6734yd(パー72)

今季米女子ツアーで戦う日本勢は、前週の「朴セリ選手権」で初めて9人が出そろった。今週は全員が連戦。カリフォルニア州ロサンゼルスエリアから、お隣アリゾナ州フェニックス近郊のコースまでは直線距離で385マイル(約620km)離れている。

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この間の移動を、飛行機でするか、自動車でするか。それが問題だ。キャディバッグをはじめとする荷物が多いプロゴルファーの遠征は、車と切っても切れない縁がある。試合後にレンタカーを空港で返し、フライト後にまたレンタカーを借りる…。事前予約も含めて都度手間もかかるが、今回、ロサンゼルス空港→フェニックス空港のルートは約1時間半の直行便がビュンビュン飛んでいることもあり、9人中7人が空路でやってきた。

ルーキーの稲見萌寧吉田優利西郷真央もそちらを選択。勝みなみはロサンゼルスで航空機の機材トラブルがあり、25日のフライトが大幅に遅れたが…。

一方、笹生優花西村優菜は自動車での移動を率先して選んだ。「飛行機だと2時間前に空港に行って、荷物が出てくるまでの時間を考えると、結果的に5時間くらいかかる。荷物もパッキング、ちゃんとしなくていいし」(西村)。前週の最終日終了後、スタッフの運転で約430マイル(約690km)を走破。道のりだけで言えば、東京の都心部から東名高速、名神高速、山陽自動車道ルートで岡山県の倉敷市あたりまでのロングドライブに相当する。

ただ、米国の高速道路状況を考えると、「オンリー6アワーズ!(運転時間で言えば)東京から大阪ですよ。行きますよねえ」と言うのは笹生。「もう22(歳)だから運転しますよ。車が好きです。(スポンサーの)ホンダさんにお世話になってます!」。愛車は大型SUV。「大きい車、カッコいいじゃないですか。ゴルフバッグなんか(ハッチバックに)“すぽーん”です」と積載量の大きさも、ゴルファーの車には欠かせない。

ちなみに米ツアー8年目の畑岡奈紗は“飛ぶか、走るか”で悩んだ末に、今回は「ちょっと2人(母の博美さんとの運転)だと遠いかなと思って。5時間だったら、2時間半ずつで行けたかなと思うんですけど」とフライトをチョイスした。これまでの最長の自動車移動はルーキー時代の2017年、ミシガン州からアーカンソー州までの約12時間半。畑岡は運転免許取得前で、マネジャーと現在古江彩佳のキャディを務めるマイク・スコットさんの2人が運転してくれた記憶が残る。

次週の「Tモバイル マッチプレー」はネバダ州ラスベガスで行われる。フェニックスからは340マイル(547km)だ。さて、どうする?(アリゾナ州ギルバート/桂川洋一)

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