不慣れな土地で戦い抜いた渋野日向子選手の表情は少しすっきりとしていました。前年覇者として挑んだ大会では予選落ち、“集大成”としたメジャー戦を58位で終えるなど、悔しい思いをたくさん繰り返しました。その一方で、海外だからこそ、プレッシャーから解放されたと話します。

アメリカを主戦場に移し4年目を迎えた畑岡奈紗選手は、最終日にスコアを6つ伸ばし、3位で終えました。悲願のビッグタイトル獲得に向け、手ごたえをつかんだようです。畑岡選手はいったん日本に帰国し、12月のメジャー最終戦に臨みます。

稲見萌寧選手が三つどもえとなったプレーオフを制し、ツアー2勝目を飾りました。最終日はタイガー・ウッズ選手をイメージした赤と黒のコーディネートで、「思い切りやってミスしたほうが良い」と強気で勝ち抜き、ガッツポーズ。タフな21歳の活躍に目が離せませんね。

カットラインに2打届かず、予選落ちとなった松山英樹選手。「パターが80点、あとは0点ですね」と振り返り、会場を後にしました。11月に「マスターズ」が控えている松山選手は、次戦で立て直しを図ります。