【初日】畑岡奈紗と野村敏京が5打差42位発進/米国女子
2019年 ANAインスピレーション
期間:04/04〜04/07 場所:ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)
2位発進のレキシー・トンプソン「メジャーでは我慢が必要」
◇米国女子メジャー◇ANAインスピレーション 初日(4日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6834yd(パー72)
今春、アメリカ西部の乾燥地帯に位置するランチョミラージュには、例年よりも多量の雨が降ったという。その影響でフェアウェイは軟らかくランが出にくい。ラフはより密集し、グリーンは硬いまま。距離自体も全体で71ydプラスされた。昨年初日にアンダーパーをマークした選手は55人いたが、今年はわずか28人に減ったことからも、その難易度の差がわかるだろう。
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14年大会の優勝者で、初日を3アンダー2位としたレキシー・トンプソンは忍耐の重要さを強調する。「(忍耐は)どの試合でも必要だけど、特にメジャーでは大事になる。普通、メジャーはセッティングが厳しいので、ボギーを叩くことになる。だけど、バーディを獲れるホールもあるのだから、じっと我慢しなければいけない。いまやるべきことに集中して、自分のルーティンをこなして、ショットへの自信を持つこと」。
初日を首位と2打差の2アンダーで終えたリディア・コー(ニュージーランド)も、「耐えることが、とても重要になってくる。パーでホールを終えるのは、ぜんぜん悪いスコアじゃない」と口をそろえる。
ある意味、初日を1オーバーで終えた野村敏京も、同じ心境といえるだろう。「(優勝は)1日2アンダーでトータル8アンダーか、このコンディションなら8までいかないかもしれない。まだ3日あるし、トータル5、6アンダーならトップ5に楽に入ると思うし、たぶん、優勝争いもできるかも知れない」という。
技術だけでなく、精神力も試されるのがメジャー大会。多くの浮沈を乗り越えた先に、栄光のゴールが待っている。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/今岡涼太)