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カリー・ウェブが語る今後と宮里藍へのメッセージ

米ツアー通算41勝のカリー・ウェブ(オーストラリア)が6日、今シーズン限りで引退した宮里藍の特集番組(WOWOW)収録後に取材に応じ、来月12月21日に43歳を迎える自身の引き際やこれからの目標について語った。

海外メジャー7勝を含む米国ツアー通算41勝。今なお第一線で活躍するレジェンドの一人だが、2015年以降は豪州ツアーを含めてタイトルから見放されている。今季の賞金ランキングは77位で来季賞金シード(80位以内)は辛くも維持できる見込みだが、存在感の低下を否めないシーズンだった。

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宮里の引退について「少し早いと思った」と理解を示しつつ、自身の引退時期についてはまだ明確なビジョンを描いていない。16年リオ五輪に出場できなかった落胆は大きかったというが、「まだ楽しくゴルフをプレーできている。ここ数年は決めた目標を達成することが難しいけれど、また来年からフレッシュな気持ちでスタートできようにしたい」と気力をみなぎらせた。

現役を続けながらもコース外のモチベーションとしているのが、母国オーストラリアで携わり続けているジュニアゴルファーの育成だ。現在、ゴルフオーストラリアと共同でジュニアを対象とした年間12試合の「カリー・ウェブシリーズ」を主宰。年間ランキング上位2人には、奨学金のほかウェブの指導を受けられるなどの特典が与えられ、過去には米ツアー3勝のミンジー・リー(オーストラリア)ら若手の有望選手を輩出してきた。

「ジュニアの育成プログラムには、もっと力を入れていきたい。競技生活が終わったあとは、それをやり続けていきたいと思っています」

宮里は今後の活動について未定としているが、ウェブは自身の経験をもとに理想を語る。「しばらくはゆっくり休んでほしいけど、将来的にゴルフ界に携わってほしい。特にこれから出てくる若い才能にとって、彼女は欠かせない存在だから」と熱弁した。(編集部・塚田達也)

「ノンフィクションW 宮里藍、いま本人が語る!“ゴルフ人生”」
2017年12月10日(日) 21:00~ WOWOWプライムにて放送

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