松山英樹が日米首脳とプレー「貴重な経験を生かしたい」
2017年 TOTOジャパンクラシック
期間:11/03〜11/05 場所:太平洋クラブ美野里コース(茨城)
優勝会見は5分で 慌てていたフォン・シャンシャン
◇米国女子◇TOTOジャパンクラシック 最終日(5日)◇太平洋クラブ美野里コース(茨城)◇6608yd(パー72)
連覇を決めたフォン・シャンシャン(中国)は慌てていた。優勝インタビューが行われる会見場にドタバタ入るなり、矢継ぎ早に言った。「5分で終わりにして。飛行機に間に合わないの!」。成田発、午後7時過ぎの便で母国に向かう予定だという。すでに午後4時前。会場から成田空港まで車で1時間20分ほどかかる。「午後5時30分には成田空港に入りたくて」。必死の訴えだった。
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単独首位を走った最終ラウンドは、終盤17番(パー5)で目の色を変えた。バーディパットをフォンが7mを残した一方で、1打差に迫ってきた鈴木愛は1m弱。「これを入れないとプレーオフになっちゃう」場面で転がしたフォンのボールは、カップのふちで1周半ほど弧を描いて消えた。リードを守って最終ホールに入り、そのまま逃げ切り。「絶対に入れないといけないと思った」という一撃で勝負を決めた。
「今回は狙い通りにいけました。緊張していたけど、気持ちを落ち着かせながらやった」と、トレードマークの牛柄のウェアで身を包んだ28歳。「次はパンダのデザインにしてもらおうかしら」。リップサービスを残して、颯爽とコースを後にした。(茨城県小美玉市/林洋平)
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