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グリーンが池に囲まれたホール。距離も今大会でいちばん長いパー3。ほとんどの選手はUT（風向きによってはFW）を使用するが、米LPGAツアー勢の中には、アイアンで打ってくる選手もいる。グリーンは奥行き45yd、細やかなアンジュレーションがある。グリーンを囲む池は、それほどプレッシャーにはならないが、風向きが大いに影響してくる。グリーン右サイドから右奥は、とくに傾斜がきつくなっている。右はバンカーも視界に入るので、ピンが右に切られた日にはキャリーの距離を慎重に計算し、UTやFWでのコントロールショットが求められる。

2オン可能な左ドッグレッグのパー5で、バーディ必須のチャンスホール。ティグラウンドから約260ydの1W着弾付近（コースの曲がり角の先）は、中央から左サイドにかけて、左奥へと傾斜している。飛距離は稼げるが、中途半端なところでボールが止まってしまうと2打目は左足下がりのライからグリーンに向かって打ち上げていかなければならない。2オンを狙うには、フェアウェイ右サイドに運ぶのが無難だろう。残り200yd強の第2打で狙うグリーンは、花道が狭く、転がして載せるのは困難。奥行きも浅め（23yd）なので、長いクラブでのコントロールショットが必要となる。グリーン奥からアプローチで寄せることは可能だが、上からのパットとなると傾斜以上に早く見えるので、ショートしやすい。

昨年大会では初日が424yd、2日目と最終日が380yd前後でティグラウンドが変化し、大会の最難関ホールとなった。グリーン手前の大きな池が利いている。フェアウェイは広いが、ラフに入れるとパワーも技術も必要なロングアイアンでの池越えショットを強いられる。パーオンを狙うには、ティショットを確実にフェアウェイに置きたい。昨年の最終日は、グリーン右サイドにピンが切られ、最終盤の優勝争いで池のプレッシャーが思わぬドラマを演出しかけた。逃げ場のない難コースで場数を踏んだ米ツアー選手らのアグレッシブなプレーを堪能したい。