上原彩子のフォトギャラリー
2013年 クラフトナビスコ選手権
期間:04/04〜04/07 場所:ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)
1人でプレーの上原彩子「すごくやりやすかった」
「クラフトナビスコ選手権」初日、上原彩子は1番ティスタートの第1組。参加人数の関係で、たった1人でのラウンドとなった。
早朝、誰も踏んでいないコースを回る。上原はキャディと「フレッシュだよね。すごくいいね」とこの境遇を楽しんだという。「自分の時間をしっかり使えるし、1人は最高でした」と上原。前半は1ボギー、後半に1バーディという静かな内容ながら、通算イーブンパーは日本人最高位の23位タイで初日を終えた。
<< 下に続く >>
「チャンスも沢山あったけど、良いパーセーブも沢山あった。難しいコースなので、イーブンは上出来だと思う」とにこやかな笑顔を見せる。最終18番ではギャラリーの声援に応え「みんなが拍手してくれて気持ち良く通れました」とメジャーの雰囲気を楽しむ余裕もあった。
ただ、ラフが深く、フェアウェイは狭い。そしてグリーンが硬く、風が吹くというメジャーの難コンディションを攻略するのは、一筋縄ではいかない。左サイドに池が絡む6番、普通の選手は水と水の間にある半島部分をショートカットして狙っていくが、上原は安全に右サイドから攻めていく。「練習ラウンドの時、智恵ちゃんに『普通は3Wで打っていきます』と言われて打ったら、全く届かなくて。ドライバーでも危ないなって感じだったので、右サイドしか狙いません」と上原。さらに池越えとなる2打目は3Wでなんとか池を越すという具合だ。
今年序盤のオーストラリア、タイで3キロは体重が落ちたという上原は、現在はドライバーのキャリーを195ヤードで見積もっているという。それでも、攻略ルートがいくらでも存在するのがゴルフの面白さ。「メジャーは頭を使うし4日間大変なので、しっかり休みたいです」と、力を抜いて明日以降に備えていた。(カリフォルニア州ランチョ・ミラージュ/今岡涼太)