C.コーク逃げられず、朴セリが大会連覇!
LPGAツアー「トーナメント・オブ・チャンプオンズ」最終日
アニカ・ソレンスタムの史上最大記録への第一歩となるこの大会。今季残り5戦をすべて優勝できたら、ミッキー・ライトが打ち立てた年間13勝記録を更新することになるソレンスタム。首位のカリン・コークに4打差で迎えた最終日、ソレンスタムは「自分の経験から見ても逆転が不可能なリードじゃないわ」と闘志を燃やしていた。
まずは首位のコーク、18アンダーで迎えた9番のティショットは大きく右に外れ深いラフへ。このミスでボギー、17アンダーに後退。一方ソレンスタムは13番パー5の2打目を完璧なラインで飛ばし、ボールがカップの真上を通過するほど。このバーディで1打差に詰め寄る。さらに続く14番でもバーディチャンスのソレンスタム。入れれば首位タイというパットは奇しくもカップに嫌われた。
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その頃、3日目からチャージをかけてきていたディフェンディング・チャンピオンの朴セリが、またもバーディ・ラッシュ。14番パー3(133ヤード)をピン側2メートルにつけバーディ。17アンダーとしコークを捉え首位タイ。そのコークは13番でバーディチャンスを生かしきれず苦戦。さらに15番でも朴セリが2打目をピン横1メートル以内に落とし連続バーディ。コークも14番でバーディチャンスにつけ応戦しようとするが、最終日のコークはパットに恵まれず力尽きてしまう。
追いかけるターゲットが朴セリに変わったソレンスタム。しかし気合とは裏腹に16番ではラフからのアプローチで痛いミス。このホールはなんとかパーセーブするものの、そのままスコアを伸ばせず15アンダーでホールアウト。1シーズン14勝の夢は消えた。試合はその後も好調な朴セリが結局14番からの4連続バーディで独走態勢。最終的に2位以下に4打差をつける最終日(66)の好スコアでキャリア17勝目、今季4勝目を挙げた。
◇最終結果
優勝(-20):朴セリ(66)
2位タイ(-16):カトリーナ・マシュー(68)、キャリン・コーク(73)
4位タイ(-15):ウェンディ・ウォード(68)、ロジー・ジョーンズ(69)、アニカ・ソレンスタム(70)
◇注目の選手
7位タイ(-14):ローラ・ディアズ(67)、エミリー・クライン(73)
9位タイ(-12):ローラ・デイビス(71)
11位タイ(-11):クリスティ・カー(75)
16位タイ(-7):カリー・ウェブ(70)
23位タイ(-1):ジュリー・インクスター(74)
31位タイ(+9):ナンシー・ロペス(76)