「全米女子オープン」フォトギャラリー
2012年 全米女子オープン
期間:07/05〜07/08 場所:ブラックウォルフランチャンピオンコース(ウィスコンシン州)
藍、首位と5打差のイーブンパーで決勝へ
「全米女子オープン」2日目、初日を2アンダーで終えた宮里藍は、1時58分に1番からティーオフ。この日はホールアウトまで6時間近く掛かる長丁場が待っていた。
「ショットは昨日よりも良かった」という宮里。しかし、2番のバーディパットはカップに蹴られ、4番は2mを決められない。悪い流れで迎えた5番では、ティショットが左のハザードに捕まってボギーとし、続く6番(パー3)はグリーン右からのアプローチをミスして連続ボギーとしてしまう。
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折り返した14番では、第2打がグリーンで跳ねて奥のブッシュへと突き刺さり、アンプレヤブル。ここはナイスボギーで切り抜けたが、宮里は珍しく怒りをキャディのミックにぶつけた。「5番は3Wで良かったし、狙いどころももっと右で良かった。14番はエッジまで95ヤードで奥のブッシュもありえるのに、それが全然見えていなかったことに私自身怒っていて…」。しかし、抑えていたものを吐き出したことで気持の整理がつき、次の1打に再び集中できたという。
15番は2mのバーディパットがカップに蹴られたが、続く16番(パー5)でようやくこの日の初バーディを記録。終わってみれば「74」とスコアを落としたが、通算イーブンパーは首位と5打差でまだまだ優勝も狙える位置だ。
「昨日と打って変わって今日はツキが無かったけど、それに負けずに粘れたのは良かった。どれだけ悪くてもイーブンでいればいいと思っていたので、まだまだ分からない。明日は成績のよい人は午後だし、ピンポジションも難しくなるので、我慢勝負になると思う」。メジャーの優勝争いは、ここからが本番だ。(ウィスコンシン州コーラー/今岡涼太)