吉田優利が今季初トップ10入り 全米女子オープンへ「弾みのつく一週間」
◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシック by Acer 最終日(31日)◇シービュー ベイコース(ニュージャージー州)◇6263yd(パー71)
イーブンパー28位から出た吉田優利は5バーディ、1ボギーの「67」で回り、通算4アンダー9位で今季初のトップ10入りを果たした。ダブルス戦を除けば、5位で終えた2024年11月「ロッテ選手権」以来のトップ10入り。強風が吹き荒れた前日はバーディなしの「75」と苦しんだが、「今日はしっかりいいスコアで上がれた。来週に向けてすごく弾みのつく一週間になった」と笑顔で締めくくった。
「なかなかピンを狙っていけていない」と吐露していた大会前の悩みを振り払うように、積極果敢なチャンスメークが光った。「わりとスイングの“間”を持って打てたなというのが昨日と大きく違うかな」。唯一のボギーを喫した17番(パー3)はティショットを打とうとした瞬間に変わった風向きにも影響されて奥のバンカーにつかまった。それでも、残り230ydから3Wで2オンした18番(パー5)で取り返してみせた。
オープンウィークだった前週はフロリダ州オーランドで環境を整え、コーチと練習に明け暮れた。「コーチを呼んで、練習の一週間だった。内容も重くて時間も長い。先週は本当に集中して過ごせて、それが少し今週は発揮できたかな」と充実感が漂う。
何事も早め早めにテキパキとこなす26歳は、トーナメントウィークに入っても効率的に時間を使い、濃密な練習と十分な休養の両立を心掛ける。「時間をかけてゆっくり過ごす時も必要だと思うけど、どれだけムダを省くかをすごく大事にしている。自分の直感を信じながら、メリハリをつけて上手にゴルフの練習ができたらなって」
フィーリング的な手応えと一致する好スコアに少しずつ自信も生まれる。「まだまだ足りない点はいっぱいあるけど、やっと自分っぽいゴルフが少しできた気がして。感覚的には、今年で言えば一番いい状態に近い」とうなずいた。
次週4日開幕の「全米女子オープン」に向け、もちろん会場のカリフォルニア州リビエラCCには事前の練習ラウンドで足を運んだ。「フラットそうに見えて意外にアップダウンがあったり、グリーンもすごく小さかったイメージがある。まずはフェアウェイに置きたい」とイメージを膨らませる。取材を終えると、すぐに移動の車へ。些細な行動においても、時間の使い方にスキがない。(ニュージャージー州ギャロウェイ/石井操)