「まさか自分が優勝できるとは」金子駆大が欧州ツアー初優勝 ルーキーイヤー12戦目で日本勢7人目の快挙
◇欧州男子◇オーストリアアルペンオープン 最終日(31日)◇キッツビュール・シュワルツゼーGC (オーストリア)◇6822yd(パー70)
ルーキーの金子駆大が日本勢7人目の欧州ツアー(DPワールドツアー)優勝を挙げた。アルプス山脈を望むコースで、1打リードの単独首位からスタート。5バーディ、2ボギーの「67」で通算18アンダーとして初タイトルを手にした。
金子はグリーンサイドのインタビューで「本当に信じられない。まさか自分が優勝できるとは思わなかった」と喜びを語った。後続に1打リードの終盤15番グリーンで10m以上のパーパットを残し、雷雲接近により約1時間10分の中断。再開後、いきなりボギーとして並ばれたが、16番(パー3)で劇的なチップインバーディを奪取し、一気に流れを引き寄せた。「16番は打った瞬間“強い”と思ったのが入ってくれて、ラッキーでした」という。
WOW, SURELY NOT!
— DP World Tour (@DPWorldTour) 2026年5月31日
Kota Kaneko chips in to re-take the solo lead when he'd all but given up on the shot 🤯#AustrianAlpineOpen pic.twitter.com/0D8ssbq0cU
2打リードで迎えた最終18番(パー3)ではティショットがグリーン左奥の看板を直撃し、右手前に広がる池方向へ大きく跳ね返り、ハザード寸前のラフで止まるハプニングも。しかし、冷静にアプローチを寄せてパーで切り抜け、優勝を決め、待ち受けた星野陸也、桂川有人らから祝福を受けた。
金子は愛知県名古屋市出身の23歳。ルネサンス豊田高3年の2020年に日本プロゴルフ協会公認プロテストで一発合格。下部ツアーを経て25年にツアー2勝を挙げて賞金王を獲得。同年の米ツアー最終予選会に挑んだが、同ツアー出場権獲得はならなかった。
今季は日本ツアー賞金王の資格で欧州ツアーに主戦場を移し、メジャー「全米プロ」を含む11試合で予選落ちは2回だけ。前週「ソウダルオープン」で自己最高2位に入るなど年間ポイントランク(レース・トゥ・ドバイ)48位と安定した内容で今週を迎えていた。今後はランク上位10人(有資格者を除く)に付与される来季の米ツアー出場権の獲得を目指していく。
16アンダーの2位にデービス・ブライアントとリカルド・ゴウベイア(ポルトガル)。星野は43位から出て「65」、桂川は52位から出て「64」で回り、ともに10アンダー26位だった。
【日本勢の欧州ツアー優勝者】
・青木功 1983年「パナソニック欧州オープン」
・松山英樹 2016年「WGC HSBCチャンピオンズ」、17年「WGC ブリヂストン招待」、21年「マスターズ」
・久常涼 2023年「カズーオープンdeフランス」
・星野陸也 2024年「コマーシャルバンク カタールマスターズ」
・中島啓太 2024年「ヒーローインディアンオープン」
・桂川有人 2024年「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」