「大きなミスなし」で1年ぶりの60台 笹生優花はパット好調
◇米国女子◇フォーティネット ファウンダーズカップ 初日(19日)◇シャロンハイツG&CC(カリフォルニア州)◇6542yd(パー72)
最終9番、笹生優花はフェアウェイからのアイアンショットで大きくダフり、手前ガードバンカーに入れてしまった。それでも3mを沈めてパーでフィニッシュ。4バーディ、1ボギー「69」でホールアウトし、3アンダーの12位発進を切った。60台のスコアを出したのは日本ツアーを含めても25年3月「フォード選手権」第1ラウンド以来、1年ぶりだった。
メジャー2勝の肩書きを持っても、昨季の年間ポイントレース(CMEグローブポイント)ではシード圏外の132位と低迷した。24年「全米女子オープン」以来の優勝争いをするどころか、国内ツアーの「アース・モンダミンカップ」から日米合わせて10試合連続で予選落ちを喫した。
今季はメジャー優勝者による資格で参戦するが、不振脱却に向けてコツコツと努力を重ねてきた。3週前の「HSBC女子選手権」開幕前にはカップを中心に五角形を作るように足5足分(約1.5m)のところでティペグを挿すと全ての場所からカップを外すまで回り続けた。
沈めれば足ひとつ分外へティペグを挿し直し、外せばティペグを抜くのがルール。「基準とするところに到達するかどうかでパッティングの調子の善し悪しが分かるようになる」。パッティングの練習法としてよくある、外したら同じ位置から入るまで打つ…のとは違い、「試合では外せば終わり」とプレッシャーがかかる実戦を想定する。
今季5戦目で60台を出せたのも「(全体的に)安定していたので、そんなに大きなミスがなかった」と振り返る。パーオン率は72%(13/18)、29パットだった。
予選カットラインの通過がかかるあす2日目は午後からのスタート。「いくつかのティショットで良くなかったところもあったので、そこをメインに練習しようと思う。あとはパッティング次第かな」。腐らず、やり続ける力が上昇のきっかけを生む。(カリフォルニア州シャロンハイツ/石井操)