渋野日向子「ミスが多かったけど」 “67”の自己評価
2023年 BMW女子選手権
期間:10/19〜10/22 場所:ソウォンヒルズ
FWキープ100%、パーオン94%で「64」 古江彩佳が久々の米ツアーで今季自己ベスト
◇米国女子◇BMW女子選手権 初日(19日)◇ソウォンヒルズ at ソウォンバレーCC (韓国)◇6647yd(パー72)
約1カ月半ぶりの米女子ツアーで、古江彩佳が今季自己ベストの「64」をマークした。「ショットがまあまあよかったので」という手ごたえながら、この日のフェアウェイキープ率は100%でパーオン率も17/18と9割超え。フェアウェイが比較的広く、グリーンがデカいという条件を差し引いても、“まあまあ”以上のラウンドだった。
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タテ幅50~60yd近くある広大なグリーン上でも、ピンを刺すショットでロングパットが残る場面はそれほどなかった。前半4アンダーで首位に迫ると、後半も勢いは止まらない。11番(パー5)で5アンダーまで伸ばし、12番で1m、13番で数十センチとショットをピンにつけて、7アンダー。左に池が絡む14番(パー3)はピン左3m弱に落として4連続バーディを決めた。
「3、4ホールはロングパットがあった。そこもしっかり距離感を合わせていけたので、気楽に回れたかなと思います」。ボギーなしの8バーディ「64」で首位と2打差の3位だ。
米国から帰国し、9月から出場した国内ツアー3試合は、20年8月「ニトリレディス」以来、国内で3年ぶりの予選落ちで始まり、次戦の国内メジャー「日本女子オープン」で8位。ショットが不調のままホステスプロとして迎えた前週「富士通レディース」は予選通過こそしたが、悪天候による“セカンドカット”で最終ラウンドを回れず、45位で終えた。
ホステスプロとして悔しい幕引きになったが、試合終盤では「怖がらずに打ちきる」ことを意識してショットが復調。「自分の状態が悪かった分、とりあえず予選通過ができたのはまだOK。後半だけでもうまくできたのは、こっちに向けてもよかった」と、手ごたえを得て米ツアーに戻った。
「グリーンも大きいから、安心感も持って打っていける」と、ターゲットが取りにくい巨大グリーンもプラスに捉えており、怖くない。「伸ばし合いになると思うので、しっかり自分もついていけるように」と笑顔で締めくくった。 (韓国坡州市/谷口愛純)