好調をキープしてメジャーに臨む

◇海外女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 事前（20日）◇バルタスロールGC(ニュージャージー州)◇6621yd（パー71）

今季、年間ポイントレースで3位につける好調の古江彩佳は、「（シーズンを通して）順調に来られていて、いままで通りにできればベストかな。メジャーだからといって、気持ちを入れたりするわけでもなくという感じ」と自然体を強調する。決して「意気込まない」のではなく、「変えない」。フラットに保つメンタルコントロールが安定感の根底にある。

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優勝争いを演じた前週日曜のうちに移動。翌19日（月）からインコース9ホールをチェックし、この日はプロアマで18ホールを回った。

開幕後は雨予報が並んでいて、メジャーらしく距離がしっかりとあるコースはさらに長く感じる可能性も。芝が“太く”抵抗の強いラフも厄介と警戒を強め、「（1日）イーブンでも、結構いいところまでは行くと思います。アンダーが出ればうれしい」というのが見立てだ。タフなコースを前に「自分のステップアップにも、経験にもなるところ。難しいコースでできることはうれしい」と気後れもない。

距離のあるタフなセッティングに立ち向かう

いつも通りを強調する中で少しテンションが上がるのは、選手の移動用として大会期間中に貸し出されるコーテシーカーかもしれない。今週のキャデラック「エスカレード」は、大ファンである歌手・浜崎あゆみさんの曲のPVにも登場する車として、かねて憧れを口にしていたもの。もちろん車中でも“あゆ”の曲を聴きながら、1週間コースに通って戦う。（ニュージャージー州スプリングフィールド／亀山泰宏）