体調は回復傾向。3日間大会でスタートダッシュを決められるか？

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 事前情報（7日）◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6659yd（パー72）

2週間前に日本を沸かせた「ZOZOチャンピオンシップ」。畑岡奈紗も現地で観戦予定だったが、「その頃が一番体調が悪かった」とやむなくテレビ観戦に切り替えた。その前週の中国での大会から体調を崩し、鼻水と喉の痛み、最後は咳も止まらなくなり、先週は大事をとって欠場した。

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前年大会は通算14アンダーで優勝を飾ったが、今回は直前に一週間ほどクラブを握らなかった時期もあり、「（練習ラウンドでは）距離感がうまく合っていなかったり、クラブが長くなるほどリズムが少し早くなる時があった。やるからには優勝を目指してやりたいけど、いまの状態を考えると少し厳しいのかなと思う」と慎重だ。

今大会は今季の米ツアー32試合中、わずかに3試合だけの3日間大会。「3日間だと、1日打ってしまうと（優勝の）可能性がなくなるので、ずっと良いスコアで回らないとなかなか上位にいけない」と、スタートダッシュも重要となる。病み上がりの畑岡にとって、条件は易しくない。

とはいえ、体調や調子とスコアが直接結びつかないのがゴルフの不思議なところ。「良いときほど意外とスコアにならなかったりする。良い意味で心配しながら、慎重に行っているときの方がよかったりする」ということも知っている。やるべきことは、視線を下げて、目の前の一打に集中するだけだ。（滋賀県大津市／今岡涼太）