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2019年 エビアン選手権
期間:07/25〜07/28 場所:エビアンリゾートGC(フランス)

初のメジャーで予選通過 安田祐香のポジティブ思考

◇海外女子メジャー◇エビアン選手権 2日目(26日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523yd(パー71)

18歳のアマチュア安田祐香(兵庫県・大手前大1年)が、初のメジャー出場で予選を突破した。26位から3バーディ、2ボギーの「70」で回り、通算2アンダーの24位。終盤こそ強風で停滞したが、日本人アマチュアによるメジャー予選通過は、2014年「全米女子オープン」の橋本千里(当時16歳)以来となった。

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悔しさを安堵(あんど)が上回った。3バーディ後の15番(パー5)、第2打の前に雷で約40分の競技中断を挟んだ。再開後は突如、フラッグをしならす風が吹き荒れた。「終盤は難しいホールがある。いや、全部難しいんですけど(笑)。でも風でさらに難しくなった」

最終18番(パー5)で、残り92ydの第3打を「フォローだとは思っていたが」と52度で奥のラフに入れ、上がり2連続ボギー。悔やみつつ「貯金もあったので、難しくは考えなかった。初日よりは良いプレーができた」と胸を張った。

6人が出場する日本人の中で最上位。前日に苦手意識を口にした後半10番からの5ホールで、3つ伸ばした。前半はパットで苦戦したが、10番で2.5m、11番で6mを沈めバーディ。13番は左セミラフからの174ydを6Iで上3mにからめた。

練習ラウンドからコースの癖を分析し、武器とするマネジメントを徹底。パーオン率は前日より17ポイント高い83%で「初日よりも迷いなく振れている。前半はチャンスでパターを外したけど、後半に入って(ショットを含め)もっと良くなっていった」と手応えを口にした。

大舞台で物怖じしない18歳は、メジャー2連戦をともに予選通過することを条件に、父・光祐さんと犬を飼う約束をしているという。試合後、LPGA(米女子プロゴルフ協会)による英語のインタビューでは、通訳を介さずに質問を理解しようと挑戦。2問目で通訳に笑顔で助けを求めたが、初の米ツアーで何事も前向きに臨んでいる。

「自分の尊敬する選手たちと同組になれるかもしれない。自分がどこまでいけるか知れる機会」。開幕前に掲げた第一関門を突破した先に、さらに刺激に満ちた2日間が待つ。(フランス・エビアン/林洋平)

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